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natural providence

作者: 13

騒がしい鳥の声

連鎖反応

落ちた羽が語りだし


連れてきた朝日


眩しすぎる光に背を向けたら

正面の窓ガラスに反射するから

目を閉じた


迷い 悩む

苦しむことに囚われて

忘れていた

吐く息が白くなる頃には

忘れていたことも忘れるでしょうか

濁った空気に慣れてしまった

求めるものを間違えた


日々に流されて 流されるまま

尽きることはない 求める心


今この時も過ぎて行く

時間の中に身を委ね

目を閉じて

脳裏には


あの日の飛行機雲

あの日の雪のあと

あの日の砂ぼこり

道端の赤い花

野に広がる緑

まだ名も知らぬ頃


求めていたものは 夕暮れの彼方



迷い 悩む

苦しむことに囚われて

忘れていた フリをした

吐く息が白くなる頃には

忘れることを諦めるでしょうか

凍てつく空気が肺を刺すのに

吸うことを止められない


日々は静止したまま

動かずにはいられない


今この時も 動いている

人の流れに身を委ね

目を閉じて

脳裏には


脳裏には 何が


脳裏には 何が




道を作り出した蟻の行列

最後尾に並び


その道を辿るだけ


その道を 辿るだけ



目を開けて

ゆっくりと

ゆっくりと


ゆっくりと



それぞれの歩幅で


かまわない



いつか

その意味を知る










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― 新着の感想 ―
[一言] なんか何時までも纏まらないので投下! (笑) またなろうに投稿してくれて嬉しい!! ありがとー!! 迷い悩むのが人間じゃないか! ええじゃないか!ええじゃないか! …………うん、…
[良い点] お久しぶりです!! いやあ~…元気されてましたかっ!? 最後に投稿された詩が意味深すぎてその後の長期休暇…。 こちらの詩にも、たっぷり含みを感じますが、久々に、mさんの詩が、読めてよ…
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