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コンビニから返ってきた僕は、ワークを再開しようと、また机に向かった。
隣の部屋にパートナーの姿が、見えた。
僕より早く出て行って、僕より早く帰ってきていたというわけだ。
僕は、パソコンを立ち上げながら、パートナーに
「さっきの外出で、やっと僕ら親子の悲劇を繰り返さないメッセージを巧みに織り交ぜた構成の脚本が、今から書けるような気がするよ!」と弾んだ声で言うと、
「貴方は既に、『本当に?本当に?!本当に??』という、あのドラマの脚本を、あの時、書き上げた時点で、それを達成していると思いますよ。」と、ハッキリとした口調で言われた。
手を止めて、僕は、パートナーの方を見た。
パートナーは、僕よりもキチンとした態度で、こっちを見ていて話を続けた。
「さっき、貴方は、私の知る限り、初めて私にホンネで話してくれたと私は受け止めました。
これを今から、あの方々に私は、報告してきます。」
「『方々』って?」




