koetehainai
その日、僕が家に帰ると、パートナーは普通に家にいた。
朝、たまたま何かで見た、<本日は吉日なり>、のような占いは、やはり、そうだったのだ。
僕は、パートナーに怒涛のように話した。
「ナニモカケナイヨ。あのさ、バンドって概念があるなら、やはり、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムが僕の中での、それかな。」
「ヴォーカルは絶対、外せないとして、後の三つがランダムに入り、貴方のいう、それではなかったら?」
「つまり、ヴォーカルは、いて、五人形成のバンド、例えば、リードギター、ギター、キーボード、ドラムとかの場合だよね。それは、僕には、ユニット。」
「確認で、聞くよ。ヴォーカル、キーボード二人なら、ユニットなんだね、貴方の中では。」
「だからって、僕のいうバンドの概念、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムが俗にいう『最高峰の音楽』になるとは限らないと思うけどね。」
「そう言うと思った。あの、さっきから気になってるけど、ドラムではなくて、ドラムスね。」
「そうだよね・・・そして、俺は、ドラムスコ!!」
「オレ?いつから、貴方、自分のことを、そういうようになったの?!?ボクでないときは、ワタクシメだったじゃない?」
「そんな言い方、一度もしたことないよ。」
本格的な夏が到来しようとしていた。
僕は、笑いながら今年の夏は、とにかく素晴らしい、忘れられないシーズンになる予感がした。
【終】




