居候仲間ができました
主人公の名前、決定しました!!
遅くなりました!
更新マイペースですみません......
これは、とある長期休み、夏休みのこと
金曜日、二時間半。
家に帰れば、知らない女の子がいた
同い年かなー?
「こんにちは。あなたは誰?なぜここにいるの?」
あら、向こうから質問が来てしまったわ
「私は千夜。真水千夜。林叔母さん家の居候。あなたは?」
「あ、あたしは王愛海。王伯父さんについてきたの。今日からここで暮らすことになっているの。」
あら。私と同じかしら?
ちなみにこの国では結婚しても名字を変えなくてもいい法律だ。王さんが林叔母さんの夫となる。
「あなた、今年で何年生?」
「あたしは3年生だよ。伯父さんが担任のクラスに入ることになったんだ。伯父さんは私のお父さんのお兄ちゃんで、私は伯父さんに預けられたんだ。
こっちの方が教育とか進んでるからこっちに預けたんだって。いつか成績が良くなって、またパパとママと、あと弟と一緒に暮らせるように頑張るんだ!」
と、質問以上の回答が返ってきた。
どうやら彼女は本当の意味でここで暮らすらしい。
私は週末だけだから、そこはちょっと違うんだね。
同年代の彼女が来たのなら、私も多少は安心だよ。
「私も3年生なの。私の場合は週末にしか帰ってこないの。でも仲良くしてね!あなたは多分私と一緒に同じ部屋を使うと思うの。こっちに来て!」
と、案内しようとしたそのとき、叔父叔母夫婦が帰ってきた。
「あらちーちゃん、帰ってきてたのね!まーちゃんともすぐに仲良くなったみたいだね!よかったよかった。」
ご察しの通り、ちーちゃんとは私のあだ名で、多分まーちゃんは愛海ちゃん。
「あぁ。本当によかった。君たちには同じ部屋に住んでもらうつもりだから、仲がいい様で何よりだ。愛海、千夜、お部屋のことを二人で話し合っておいで」
「「わかったー!」」
「では、ここが私たちのお部屋だよ!私の荷物結構少ないから、愛海ちゃんは自分の荷物持ってきなよ」
「わかった!あと、まーちゃんでいいよ!愛海ってなんか堅苦しいし。私もちーちゃんって呼んでいい?」
「もちろん!それより早く!!片付け終わったらお話ししよう!」
それから、まーちゃんは荷物をお部屋に持ってきて、私はクローゼットと棚をちょうど半分空けておいて、一緒に荷物を入れていった。
二人でやると速いもんだね、もう終わっちゃったよ
「それじゃあ、あたしから先に質問していい?」
「どうぞ」
どうやら一問一答交代制になったみたい。
「ちーちゃんはどうしてここへ来たの?」
「私は英語を習うためだよ。国際学校に通ってて、寮だから週末だけここに帰ってくるの。
じゃあ私から質問ね」
「どうぞどうぞ」
うーん......なに聞こうかな
「趣味は?」
......ごめんなさい。本当に質問が思い付かなかったの!!
「うーんとね、物語を考えることかな。ぬいぐるみとか、人形とかを登場人物にして、ごっこ感覚で物語を作るの。結構楽しいんだ。ちょっと子供っぽいけどね......」
「そんなことないよ!物語を考えることができるなんてすごい!!ある意味才能だよ!あと、私たちは現在進行形で子供なんだから、子供っぽいとか気にしなくていいの。むしろドーンとこいっ!って感じで受け止めた方がいいよ!」
「そ、そうかなぁ、えへへ
そんなふうに言ってくれる人はいなかったからちょっと照れるな。でも嬉しい!ありがとう!」
あらま、ちょっとはしゃぎすぎたみたい
「ねえ、毎晩まーちゃんが作ったストーリー、聞かせてよ!ぬいぐるみとか人形だったら私にもいっぱいあるよ!どんどん使って!」
「わぁ!このお人形さん可愛いね!お姫様みたい!」
「可愛いでしょ?私の一番好きな人形なの!もうひとつ似たようなのがあるから、どっちかをあげるよ!これを使って一緒に遊ぼうよ!」
そう言って、私は自分の物置箱から同じような人形を探しだした。
「まーちゃんはどっちがいい?」
「ほ、本当にいいの?じゃ、じゃああたしはこの紫色のスカートの子で」
「もちろんいいに決まってるじゃない!じゃあ私のはこの水色のスカートの子だね!
あっ!そういえば服はこの一着ずつしかないの。叔母さんにやり方を教えてもらって、この子達の服、一緒に作ろう!」
「それいいかも!ナイスアイデアちーちゃん!」
叔母さんは美術の先生だけど、ネットで手作りの巾着袋とか、ストラップとか、アロマオイルとかを売ってるんだ。これは副業じゃなくて、趣味の一種だから普通にみんなやってるんだって。
とまあ、このあと私たちは映画(DVD)を見ながら、人形の服を作り始めたのだった。
ぬーん。着替えできるようにボタンとかマジックテープとか縫うのって結構難しいんだね。
でも頑張るよ!
ということで、真水千夜となりました。
自分で思った時系列とこの物語の進みがちょっとずれてしまいました......
愛海ちゃんは1年生からいるはずなんですが、前回はやとちりしてしまいました......
でも物語全体にはあまり影響はないので、自分の頭の中で、時間と出来事を合わせながら書いていきたいと思います。