伝言係になりました
お父さんと連絡ができるようになった。
これは、幸せなはず、だった......
なんで!?どうして!?なぜ私はこのような思いをしなければならないの!!??
母の事だって、嫌いとかいいながらお別れのときには毎回涙を流すくらい、それくらい大切な存在だって思ってたし、
父の事だって、いなきゃ困る存在で、久しぶりに話せてまだ気持ちが浮いている、そんないまなのに、なんでこんなことになったの!?!?
それは、ある週末の事だった。
母からこの国のメッセージアプリで、長文が届いた。内容はこうだ:
あなたのお父さんが弁護士を探して、いま、私と話し合っています。私とあなたのお父さんはもう絶対にもとの関係に戻ることはあり得ませんが、今すぐ離婚をしてしまうと、親権が私ではなく、安定した仕事を持つお父さんになってしまうので、今は離婚できません。これをあなたのお父さんに伝えてください。
最初は、ビックリした。
だが、その次に浮かんだ感情は苛立ちだった。
私は、二人が仲良くなることを期待した。幼稚園の、両親の喧嘩を見てから、いままでずっと思っていたことだ。
私の努力も知らないで、なんで『もう無理よ』と決めつけてしまうのだろうか。
だが、人の感情は簡単には動かせないことくらい私だって知っている。
それでもだ。高学年とはいえ、小学生の子供にそのように絶望を与えてしまうことは果たしていいことなのだろうか。
個人的にだが、いいはずがない、と思っている。
今は離婚できませんとはどういう事なのだろう。
さっさと離婚してくれれば私も色々楽になるのにな......
だいたいなんで親権欲しいんだろう。
私はどうせ側にはいないし、そっちはそっちでエンジョイしてるし。
手放してくれた方が楽かも。
本文をすべてコピーし、送った。
そうしたら、数時間後に返信されていた:
お母さんが親権のことを追求していたから、その事を後で話すね。専門的なことだから、お母さんはまず調べてみてね。あと、こういうことは千夜を通しちゃいけないと思うよ。
と、返事があったので、これまたコピーして転送した。
お父さんは私の気持ちをちゃんと考えていてくれるみたい。少しだけ救われた。
それでも
それでも!!
なんで私はこんな思いをしなければならないの!!
話したいことがあるのなら親同士で話せばいいじゃない!!
私が双方と連絡とれると知って、母はお父さんの連絡先消したんだって!笑っちゃうよね!
なに?私は伝言係決定なの?
いやよ!
なんで私がこんなことをしないといけないの!!!
普通の家庭でこんなことする?
しないわよねぇ!
なんで私ばっかりこんな目に遭うの!!
自分だけの部屋がないから泣いたらバレるし、
バレたらまた色々大人とお話ししなきゃいけないじゃない?
そうしたことで、お父さんはこの国の家族に悪く言われることが多いんだよ
こんなことがあるから、バレたら嫌なんだよ!
でも、それでも!!!
辛い!辛いから、泣きたいの!!!!!!
誰か、助けてよ
閲覧ありがとうございます!( ´∀`)