ファナティックブラウン猟奇
バレンタインということで詞?をつくりました。
ちょこれゐと 甘美なる麻薬
共に溺れやう 快楽の海へ
ろりゐた が 僕の前で ヲドル ヲドル
滑らかな柔肌を 黒いドレスに包んで ヲドル
思わせぶりな 愛らしい瞳で 僕を見つめる
ちょこれゐと を あげませう オイデ オイデ
嘘を隠し味に 華やかさを蜜に いつだって 大人は汚いもの
ぐちゃ ぐちゃ 丹菓の唇 が 湿る
モグ モグ 小さな喉が 蠕動する
グルグルグルグル 世界が回る
キット快楽の世界に堕ちたのだネ
さあ出航 退廃と禁忌の 暗き深海へ
お母様 僕等は旅に出ます
ええ よき理解者を見つけたのです
彼女は今 僕の膝の上にいます
貴女は 僕等が世界に追放された とお思いでしょう
それは違います
僕等が 穢らわしい下界に 見切りをつけたのです
これからは 彼女と共に ちょこれゐと の様に 甘く 苦い
切なさの中で生きていきます
その準備のために 僕は始めに
膀胱と腸を引きずり出しました
彼女がこれ以上 面倒な 花つみに いかなくて済むようにネ
腸の中には ちょこれゐと がたくさんつまっていましたよ
味は いままでのどんな ちょこれゐと よりコクがありました
彼女が泣いて 喜んだので 僕も思わず涙を浮かべてしまいました
次に彼女の 子宮を 取り出しました
彼女が 成長することを 恐れたためです
彼女は 僕に蟹のマネをして泡を吹いてみせました
これが上手いのです お母様にも お見せしたい
次に心臓を取り出しました
心臓を誰かに盗まれてはいけないと思ったからです
彼女は 何も云いませんでした
僕は彼女の 開いた口を縫い合わせる前に ちょこれゐと
をたくさん詰めておきました
頬いっぱいにした姿の なんと愛らしいことか
僕はお母様に感謝しております
貴女と そして貴女の旦那様が出会ってくださらなかったら
我が愛しき ろりゐた は産まれてこなかったのですから
彼女が僕を急かしているので そろそろ切り上げるとします
それでは お母様 ごきげんよう
僕は彼女を 幸せにします