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1話



初めて乗った飛行機に、脅威の24時間揺られてやってきました海外。

文字が全部外国語だってこと以外には、まぁあい変わらずの鉄の建物ばかり。

日本とそこまで変わらない雰囲気に驚くこともなく。まぁ、多分劇的に変わっていたとしても今の心労と疲労じゃぁ驚きもしないだろうけども。




昨日(・・・一昨日??)お母さんに衝撃の事実を告げられた私は今までの点数を、その平均点まで計算して(精神的苦痛を負いながらも)言ったのに、お母さんの意見は変わらず。結局、もう準備する時間がなくなる!と私はドタドタと2階にある自室へ行った。

自室へ行くと、数日前に買ったキャリーケースにブツブツと文句を良いながらも服や小物を詰めた。

何に使うのか分からなかった大型のキャリーケースも新調したのに使うなと言っていたシーツとかも、海外留学のために合ったのかと、今更ながらに理解した。


ベッドや棚はマンションに付いているし、食器とかは既に送ってあるらしく準備は自室内だけで終わった。それでも、お風呂や何やらで布団に入ったのは夜中の1時ごろだった。

4時間眠れるかどうかの時間に、徹夜でもしてやろうかと考えたけれど「飛行機で眠れると思うなよ」というお兄ちゃんの忠告を思い出したから、無理矢理にでも寝た。

そして5時前にお母さんに無理矢理起こされた私は眠気とともに着替え、急かされながら忘れ物はないか確認して、家との別れを惜しむ間もなく車へと飛び乗った。



飛行機の中は、何度思い出しても窮屈だった。初めてだからとビジネスクラスを予約してくれたのはありがたかったけれど、24時間も椅子の上で過ごした体は固まり、やっと付いた!と体を動かした時はポキポキと鳴った。思っていたよりは眠れたけれど、ベッドじゃないから眠気は残る。

DVDを見れたから退屈はしなかったことが唯一の救いかもしれない。




私はキャリーケースを受け取り、読めない英語をスマホ片手に検索しながら空港から出た。ある意味では一本道の早々迷うはずのない通路が、ガラス張りの自動ドアを潜れば途端に迷路へと変わった。とはいえ、構造は早々変わらないもの。キョロキョロと辺りを見回すとお目当ての物、つまりはバス停があった。

看板に書かれた文字をスマホに書いてある文字と見比べてから、その下にある時刻表とスマホの時計を見比べた。


「まだ40分も時間がある。・・・でも、喫茶店に入ろうにも言葉は通じないし・・・まつしかないかぁ・・・。」

お兄ちゃんと嘉慶叔父さんのばかぁ・・・


眠気と疲労で疲れた頭は回らず、私はここに住んでいるはずなのに迎えにいけない、と宣いやがった兄と叔父を罵倒しながらバスが来るまでその場に立ち尽くしていた。




説明ばっかりです。次話からは、もう少し会話文が入ります。

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