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私と山田くん  作者: 佐倉ハル
1/7

ぷろろーぐ

初心者です!間違っていたところがあったら教えてください。


 私の名前は寺田梨桜、中学3年生。

 

 突然だか、私には好きな人がいる。



 その人は……



 隣のクラスの山田くんだ。


 もう秋だから引退してしまったが、野球部のキャプテンでキャッチャーをしていた。まだ髪が伸びないのか、ぼうずのままのようである。くしゃっとした笑顔がかわいい人だ。



 彼を好きになったのは中学2年のは二学期だった。

 当時は同じクラスだったので、席替えで席が隣になったのだ。


 私はその時、

 (うわぁ…マジか、話したことないじゃん…どうしよう…)

 という感じで、すごく憂鬱だったのを覚えている。


 それに彼は話しかけるな、というようなオーラ(?)があった。


 無口で笑わないし、どこか遠くを見ているようだったからだ。

 (あとから聞いたのだが、ただぼーっとしていただけらしい。)


 結局、特に何もなく1ヶ月が過ぎ、席替えとなった。

 

 今度は、私の2つ後ろの席が彼の席となった。

 なぜか、私の後ろからは野球部の人が集まった。彼と仲のいい人も多く、笑い声がたくさん聞こえた。


 ちらりと振り返って見てみると、彼が笑っていた。目を細めて楽しそうに笑う彼に、私は顔が熱くなった。


 (かわいいなぁ…)

 

 そう考えて、更に顔が熱くなるのがわかった。耳も熱い。


 あと、


 (うらやましいな…)


 とも。彼の隣は女の子だったからだ。クラスの中でもかわいい方で、何度か告白もされているらしい。私は彼が彼女のことを好きになってしまうのではないかと不安になった。


 (……?あれ?なんで私こんな風に思ってるの?別に私は、山田くんのことが好きなワケじゃないのに……。)


 


 更に1ヶ月後、私はまた彼と隣になった。なぜかはわからないが、ふわふわした気分なった。


 彼の方を見ると目があった。よろしく、という意味を込めて小さくおじぎをした。


 すると、彼は、少し驚いた顔をした。そして、ふわり、と笑った。


 


 ………ああぁ…どうしよう…?





 

ありがとうございました!

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