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記憶

ド素人作品です。

(ここは、どこかしら……?)





真っ白なだだっ広い空間にぽつんと座る私。

周りを見渡すが誰もいない。



(ぇ、…え?コタツでポッくり死んだ。とか…じゃないわよ、ね?)



ついさっきまで、近所の84歳になるチエさん宅にお邪魔し、天気で良かったわねぇ〜と縁側で煎茶を(すす)りながら世間話をして、明日もまた来るからねぇ〜と言いながら、手押し車で歩いて10分くらいの自宅までひょこひょこと帰宅した後、コタツに入りウトウトしていたら…。





……なぜか、ここにいた。






*************




私は、廣瀬タエ。

3日後にはまた1つ歳を重ね、87歳を迎える……予定なのだが?



(……まさか?…天国?)



不安になる心を抑えつつ立ち上がりキョロキョロしていると遠くから、蛍のような色の光玉がふわふわ蛇行しながらやってきた。



(……な、なに?)



この光る物体が何なのかよく分からないが、幼馴染みに出会ったような懐かしい感覚がした。


光玉をじぃ〜と見ていると頭がぽわぽわしてくる。お酒に酔った感じに似ていた。


しばらく眼を離せずにいると、ふと。なぜかこれを手に持たなければならない(・・・・・・・・・・)気持ちになり手を伸ばした。


光玉に指先がちょこんと当たった瞬間、カッ!っと閃光を放ち、指先をつたって膨大な量の前世(・・)の記憶が流れ込んできた。





「あああああああああーー!!!」



痛い、痛い、痛い、痛い!!



頭が割れそうなほどの激痛に襲われ、声を出すこともできない。地面?にのたうちまわりながら頭を掻き毟る。貴重な髪の毛が何本も抜けたような気がする。


…どのくらいの時間が経ったのだろうか。30分なのか。1時間なのか。


脳が酸素を求め呼吸が荒くなる。

何度も呼吸を繰り返していたため喉が乾き、潤いを求め何度も嚥下を繰り返した。

まだ弛緩する身体を動かすことができず、静かに目を瞑ることにした。



冷汗が頬を流れる。




激しい痛みが呼吸のおかげか、多少緩和し徐々に収まってきた。



(……落ちつけ、私。)



震える身体をゆっくりと起こし座禅を組んだ。


チラリと周囲を見回したが光玉はどこにもいなかった。



気を取り直して。



ゆっくり深呼吸をして瞑想を開始する。


肺いっぱいに空気を送り込み脳に酸素を送り込む。

ズキズキする頭を時々押さえながら、徐々に冷静さを取り戻していった。

頭を冴え渡らせ流れ込んだ大量の記憶を整理していく。



もぅ、何なの?!この大量の記憶はっ!



情報の多さに暫し唖然。


ブツブツ文句を言いながらも整理していくが、すぐには終わりそうもない。

それでも、半分近く整理しただろうかという所でタエは微かな違和感を感じた。


(……??…なんだろう。この感覚は…)



空気の流れが変わった?と思ったら、穏やかな気が身体に纏わりつく。この気は覚えがある。



ゆっくり眼を開けると、そこには神がいた。





人生で初の小説を書いております。


設定とか煮詰めてませんので、それを承知で読み進めて下さい。

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