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Girls of the despair  作者: ココナッツ
プロローグ
4/4

崩れ去る未来04

「はあはあ……ここまで……逃げれば…大丈夫だろ…」


商店街からかなり離れた所に2人は居た。


どれくらい走ったのだろうか……当たりはすっかり暗くなってしまっている。


蓮はチラッとリンに視線をうつす。


リンはガタガタと体を震わし怯えていた。


「……大丈夫だ俺がお前を守るから」


「蓮……くん」


その時だった。


ドゴッとなにかが壊れるような音が遠くからした。


いや……遠く?遠くなんかじゃない。


「近いぞこの音……」


ドゴッドゴッドゴッっと何度もその音はし、さらに近づいてくる。


「みーつけ!」


この音はこの少女が地面を蹴る音……


あまりにも力が強すぎで地面を蹴ったあと地面はえぐれていた。


「化け物かよ……くそ…逃げても無駄か」


「鬼ごっこは終わり?うさぎさん」


「………覚悟を決めろ俺……」


リンを……守る絶対……守る。


「蓮くん……」


「うおおおおおおおおおお!!!」


なんで……なんで私はただ見てることしかできないんだろう……。


変えたい自分を……守りたい彼を……欲しい……力が……。


神様お願いします……彼を……蓮くんを守る力をください。


「本当に大好きな人を救いたいなら誓え。自分の体がどうなったって構わなく、力が欲しいと言うのならな……」


………救いたいです…私はどうなったって構わない…彼を……蓮くんを助けられるのならこの身など喜んで差し上げます。


「…よかろう…貴様に黒の力を宿してやった。」


ドクン………ドクン………


わかる……力が……湧いてくるのが


今ならなんでもできそうな気がする。


「蓮くんを……助ける。」



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