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M系彼氏。  作者: 浦上五月
第一部 桜散ラナイカ編
2/3

ゆっくりと思い出して欲しいわねぇ

 Mカレ 第二話


「それで、そこのお店がね。もう凄いのよ。天井にシャンデリアがあって…って、聞いてる?さくら

 …ちょっとさくらさくらー!?」


「…何?聞いてるってば」


 それを聞いて友達の葉燈はずみは、ため息をつく。


「はあ〜あ。さっき聞いた時もそう言ってたわよ、あんた。

 で、今度はどっちなのよ。」


「どっちって…。何の話よ。」


 さくら葉燈はずみから目線を逸らしつつ言うが、葉燈はずみさくらに軽くデコピンをして面白可笑しそうに口を開く。


荒縄あらなわ三村みむらの、どっちのこと考えてたのよ!どんなにあんたが隠そうとしても顔でどうせ丸分かりなんだから早く言っちゃいなさい?」


 さくらも、ひりひりする額を抑えながら顔を朱に染めつつ喚き散らす。


「も、もう!大きな声で言わないでよ。私のヒミツ知ってるの、葉燈はずみだけなんだから!

 だ、誰のことでもいいじゃない。

 それに、その言い方だとまるで私が浮気者みたいじゃない!」


「へえへえ、違うというなら昨日のあんたと私との会話を今一度ゆっくりと思い出して欲しいわねぇ。」


「なっ!そんなの決まってるじゃない!!えーっと確か、荒縄あらなわさんがアレした話でしょ?そのあと王子が数日前にラブレターを一日に十通貰った話、次に…荒縄あらなわさんがコレして…王子が…う…」


 言えば言うほどとんどん深みにハマっていくのを感じ、やがてさくらはむぎゅっと口を結び黙ってしまった。


「ほ〜ぉうら、あんたの会話荒縄あらなわ三村みむらしか出てこないじゃない?

 もういいから認めちゃいなさいよ、あんたはどっちも好きなんでしょう?」


「うっ…」


 追い詰められた動物の様な顔をしさくらはじりじりと後ずさるが、葉燈はずみがそれを許してくれない。


 なので、もうさくらも認めることにした。


 現状を認識し、元凶を意識しつつかあっと頬を紅潮させながら。


「どっちかなんて、選べない。

 私はどっちも…すき、だから」


「だってさ、三村みむら!」



「…え?」

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