名も知らない、あの人に。
もう一つの方の小説とは違い、こっちはこんなテーマだけどギャグメインにやっていきたいと思います。こんなテーマだけど!
と言ってもやっぱりギャグものなのでそんな凄いSMにする気はないです…(笑)
暖かい目で見守って、ではなく見護ってくださると嬉しいです(爆)
荒縄「ねー、あの動画観た?」
最強ダッシュ「観た観た!荒縄さんが教えてくれたあのシーン、ホント良かった!」
その言葉を打ってしばらくして、深夜1時の女子の部屋に響く着信音。
荒縄「でしょ!最強ダッシュさんなら絶対気に入ってくれると思ったんだ!
最強ダッシュさんのそういうところ、僕は好きだな。」
着信音が鳴り終わらないうちに手にとった携帯を起動し、彼女は一瞬固まった。
やがてぶるぶると震えだし、彼女は携帯をベッドに投げ出し、自分も続いて突っ伏した。
「〜~~~~~~~~っあ〜~〜~~~~!」
そんな奇妙な叫び声を上げながら、彼女は枕をしっかりと抱きしめつつ転げ回る。
「は、恥ずかしい…でも…うれ、しい…」
噛みしめるように彼女はゆっくりと、最後までその言葉を口にする。
「…っ、やっぱ、…すき。」
彼女は、恋をしているのだ。
名も知らない、あの人に。