お一人様
壮絶な不妊治療から、妊婦生活を終えて、五体満足な子供を生んだけど、ゴールじゃなかった。生きるって続く。
タイトルの『おふたり様』は、『お一人様』をもじった感じの、私が作った新語だ。意味としては、0〜3歳児を連れて色々な場所に出歩くその片親。特に母親。
この作品は小説というより、私が『おふたり様』になってからの日常を私と私の周りの人達の視点で書いている。
私が書こうと思った理由は自分自身の変化を記録する為と、子供の成長に影響しない程度に幸せであり続ける為だと思う。
さて、エピローグは私が妊婦として、『お一人様』になるトコロから。
私は結婚から8年、不妊治療から2年弱で、やっと妊婦になった。この頃から私の情緒は微妙な狂いを孕んでいた。
ホルモンとか、代謝とか、難しい話しはよく分からない。自分の命<小さな細胞なのだと、全身の細胞が理解して動いているのに、私の心だけが着いて行けない。そんな感じ。
ある日、寝返りが辛くなる。ある日、足がツル。ある日、自分の足を見失う。そんな事が今までのじふ
私の母、連れ合い、連れ合いの両親、私の姉家族、弟、昔からの友人、最近の友人、役場の保健師さん、児童館のスタッフさん、保険屋さん、銀行の人、色々なお店の人、職安の人、ご近所さん。
この他にも、この作品に登場する全ての方に特別感謝いたします。