一話目 旅立ちの時
改めてこんにちは。疾風迅雷です。
小説自体は2作品目ですが、一次創作は初めてなのでどうか長い目で見守ってください。
p,s どうやら短編で投稿してしまったようです・・・。
こちらが連載用です。紛らわしくて済みません・・・。
Side 瞬
「静っ!危ないっ!!」
「え・・キャアァァア!!」
学校の帰り道。
トラックにはねられそうになった静を助けるために飛び出したのはいいのだが・・・
結局二人とも跳ね飛ばされしまった・・・。
(・・・・でもこれなら、静を残したり、自分だけ残ったりしなくて済むな・・・。)
そう思いながら、自分は静の手を握り意識を手放した・・・。
~~~存在しえない空間~~~
「目覚めたかの?」
自分の目の前には白ひげの爺さんが立っていた。そして自分の横には静が眠っていた。
「・・・・ん?あなたは一体誰ですか?」
「わしのことかの?そうじゃな、お前さんたちがいた世界では『神様』とでもいう存在かの。」
「ええっ!?神様ですか!?自分はそんな悪いことはしてませんよ!?」
「おお、そんなの驚くでない。君たちを呼んだのは過去の罪を罰するためではない。
今後のことについて話し合っておかないといけないといけなくての。」
「自分の人生の次は中学生ですよ?」
「何を言っとるんじゃ?お主はもう死んでおるのじゃぞ?」
え?自分いつ死んだんだっけ?・・・・あ、そうかトラックにはねられたんだった!
「まあ、もう足掻いても無駄じゃ。そこの妹さんもじゃ。元の世界に帰ることはできん。
じゃが少々問題があっての・・・。」
「何があったんですか?」
「君がその問題なのじゃ。
まさかあの場面で人を庇おうとして動けるものがいるとは思いもせんかったのじゃい。
妹さんはあの場面で輪廻によって死ぬことになっておったのじゃが、代わりにお主が死んでしまった・・・。」
その後、神様の話で死ぬ運命だった人間を残しておくと、
世界が混乱するとかなんとかで静もここに連れてきたらしい。
自分としては静と離れる運命がなくなったから特にこれ以上は何も望んでいなかったのだが・・・。
「というわけで、二人を一人分の席には押し込めないのでの。
二人そろって別世界の送ろうと思うのじゃが・・・・どうじゃ?」
「え?そんなことして大丈夫なんですか?」
「本当はダメじゃ。最近神様も規制がかかっての。
お主らの世界であった『漫画・ゲーム類』。この世界へのゲートが閉じてしまったのじゃ。」
なんか神様がものすごいこと言ってるけど・・・これってメタ発言じゃないのか?
「まあそんなことは置いといて、こちらで自作した世界なら空いてるからの。
この世界なら安心して使えるからの。」
「ちなみにその世界はどういう世界になってるんだ?」
「そうじゃの・・・簡単に言えば魔法が使える世界じゃ。詳しいことはあとで説明するからの。」
「何か条件はあるのか?」
「それを説明する前に妹さんを起こしてからのほうがいいのではないのかの?」
と神様に言われ、静を起こしてこれまでのことと、これからのことを相談した。
終始寝ぼけていて、よく分かって無かったみたいで、最後のほうには
「魔法とか使ってみたいな~~。」
とか言ってるし・・・。こいつ自分が死んでいることを理解してるのか?
ちなみに主人公二人のステータスは2話と3話の間に入れる予定です。
受験生なのでどこまでやれるかわかりませんがよろしくお願いします!




