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タイトル:【悲報】追放された最強の聖女、実は世界で唯一の『バグ修正』スキル持ちでした。

作者: 翡翠
掲載日:2026/06/25

「君のスキルは『バグ修正』? 何それ。味方の回復もできず、攻撃もできない無能に用はない。出ていけ」


勇者パーティのリーダーである聖騎士に、そう冷たく告げられた。



私のスキル『バグ修正』は、この世界を構成する論理の矛盾――いわゆる『バグ』を見つけて消去するものだ。


パーティの皆は、私が戦闘の役に立たないとしか思っていない。


「わかりました。……でも、後悔しないでくださいね」


私は静かにパーティを去った。


――数日後。


魔王城に乗り込んだ勇者パーティは、絶望の淵に立たされていた。


魔王の周囲に展開されているはずの『無敵バリア』が、本来の仕様を無視して永久に解除されなくなっていたのだ。


実は、これまで順調に攻略できていたのは、私が陰でこっそり魔王軍の『設定ミス』や『挙動不審なバグ』を修正し続けていたからだった。


私が去ったことで修正プログラムが止まり、世界は本来の難易度――つまり『理不尽なまでの超高難易度』へと巻き戻ってしまったのである。


パニックに陥る勇者たちをよそに、私はギルドで美味しいお茶を飲んでいた。


王様から「世界が崩壊しかけている! 頼む、戻ってきてくれ!」と泣きつかれたのは、その翌日のことだ。


私は首を横に振る。


「ええ、修正はしますよ。ただし、元のパーティとは二度と組みません。……あと、報酬は金貨1万枚で」


世界を救うのは、私一人で十分だ。



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― 新着の感想 ―
難易度「ルナティック」ですか! そりゃ~、ただの勇者とかじゃ無理ですね。チート持ちか廃人でないと(笑)
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