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最初に思い浮かんだ武器は重火器だが一般人だったテツが扱えるわけなく断念していると今置かれてる状況を思い出し武器庫の壊れた扉から飛び出す。


玄関ホールはの床は何箇所もえぐられ石の欠片が散乱している、その大き過ぎる戦斧を振り回しハンクが縦横無尽に駆けていた、ニノは柱を盾になんとかやり過ごしているが力の差は大きく刀の間合いさえ入らせてもらえない。


数回に一回は直撃を食らいその度にホールの隅まで飛ばされ立ち上がるごとに弱っていくのが見てわかる、テツは信じられない、あの圧倒的な力を誇っていたニノがまるで子供扱い。



「ニノお前は確かに才があるが経験不足だ」



また直撃……刀の刀身に手を当て完全防御態勢になっても飛ぶ、体格差もあるがあまりにも武器の質量が違いすぎる、ならば速さで勝負するしかないが立ち上がるニノにその力は残されていなかった。



「へぇ中々美味しそうな獲物じゃない、人間何が欲しい? 剣か斧か槍か?」



「――拳を武装する武器はあるか」



「お前この世界の住民じゃないわね、まぁいいわとびっきりのを上げる!!」



パンドラが緑色の光に包まれ解体されていく、中身は巨大な動力源のようなコアがあり周辺を見た事のないような機械が回っていく、その機械は両腕に巻きつき肘から爪の先までおおっていく。


わずか数秒で完成したのは紫色の禍々しい手甲、肘からは刺が突き出し腕の部分は細く爪先は尖り神話で見るような悪魔の腕に変化した。



「うぉおおおお!! なんだこりゃ!! おいパンドラ俺の腕に何しやがった」



「【ナイトメア】神に対抗しようと悪魔達がその命を捧げて作った武器よ、扱いは難しいけど威力はそこらの武器とは比べ物にならない」



数回拳を握ると手甲が肌に食い込むように浸食しているのがわかる、シャドーのように素早く拳を突き出すと感触の違いに驚く、何も殴ってはいないのに自分のパンチがとんでもなく重くなってるのがわかる。



「よし」



力強く拳を握り締め走り出す、接近するテツにハンクが気づくと驚きを隠せないが戦斧を横一閃に振り抜いてくる、テツは最初から避けるつもりはなく片手を戦斧の切っ先を添えるように重ねた。


テツの背後の床と柱は衝撃で破壊されるが衝撃を一番もらうはずの本人は平然と立っていた、戦斧は振り抜けず片手で止められハンクは凍りついたかのように静止してしまう。


その隙こそテツは逃せなく大きく軸足を前に出し体重を後ろから前にシフトし昔ジムで叩いてたサンドバックを思い出しハンクの腹めがけナイトメアを振り抜く。



「驚いたな人間、お前の戦い方は初めてみる」



推定2メートルのハンクは自分の半分にも満たない体重のテツに殴られ飛ぶ――空中に放り出され一度も地面に落ちる事なく玄関ホール中央にある階段に激突する、拳を振り抜いたままの姿で止まっているテツは開いた口を閉じる事が出来なくなっていた。


これほどまでの威力があるくせにば拳への反動は無く何よりも拳速が振り抜いた本人さえも見えないほどに速かった、しばらくするとナイトメアの数か所から煙が出て紫に怪しく光り出す。



「……おいパンドラお前こんな武器何個もあんのかよ」



「何個? 舐めないでほしい、個数なんて数えたらお前の一生が終わるでしょうね」



階段が崩れ瓦礫の山の中で一本の腕だけが天に向かい伸びている、その光景に勝利を確信し倒れているニノに向かい背中を向けると床が氷に包まれ周辺を見渡すと床だけではなく壁までもが凍っていく。


やがてはホール全体が凍り当たり一面は氷の世界になり吐く息が白くなる、瓦礫の山からゆっくりと体を出しハンクは震える脚を抑えながら立ち上がり戦斧を持ち上げる。



「少々効いたぞ、まさか契約者だったとな……面白い」



「人間あいつも契約してる、さてどうする?」



「俺が聞きてぇよ!!」



ニノはうずくまり声を出せる状態ではなく目の前には氷の世界を作り出すほどの魔法を使うハンク、嫌になる状況に腕を畳みテツは小刻みに体を上下させ左右に揺らしながら向かう。


ハンクは今までと違い振るのではなく突く構えに変え待つ、テツが間合いに入ってくるのを待ち先手を奪い突き殺す事だけを考えテツはそれをわかった上で近づいていく。


 

 

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