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合間に空白の入る会話  作者: 宮田悪者
1/2

1 森山心


五十音の中に空白は含まれてなくて、会話の中にも目立っていないものの実用されている、

のにも関わらず、空白は言葉としての仲間入りが果たせていない。

それはコミュ障の私、森山心もりやまこころにはどうも悲しい現実だった。


「えっと 。。。。。。」

「なに?」



例として、昨日の会話を挙げたけど、この会話、空白を何個使ったと思う?…正解は20個程。

これだけの空白が、言葉として採用されるなら、きっと20個の空白を毎度のごとく使う私は、

お喋りな女子だと認定されてもおかしくないと思うんだよね。

でも、現実的に考えて、空白が五十音に加わってくれない件については正直諦めざるおえないから、

私はコミュ障からの脱出が不可能だ。


「はぁあ、しんどい」


心の中ではこんなに饒舌なのに…、独り言では空白なんて使わないのに…。

カップラーメンに湯を注いで、三分間。一分で終わる曲を三回通り聴いて、カップラーメンにありつく。


「いただきます。」



年齢十五歳、森山心、お喋り上手のカッコいい女性になることを夢見て生きてるコミュ障です…。

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