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異世界転生したら、まさかのオオカミだった!?  作者: 永遠眠
第1章 転生した先は…。
64/107

レベル3へ

時刻 "18:00"


あれからバファルメイドのラーヴァリアの活躍でそこら彼処に広がっていた侵蝕汚染は無事処理されたという。

彼女はアダントによって各エリアの管理を任された上位者の1人、つまりエリアボスの1人だという。


見た目はとても異質で前世でいうバフォメットと呼ばれた悪魔に類似したような容姿をしていた。


太ももから下が山羊の足でお尻辺りからは山羊の尻尾が生え、また腕は山羊のような毛に覆われていて頭には山羊のような頭蓋骨を被っている。

後頭部の穴辺りから束ねた真紅の髪がポニーテールのように垂れ、脹脛辺りまで伸びている。


また腰と背、肩から大小違う翼が計6翼生えており、腰翼は下半身を、肩翼は胸部を覆い、背中から生えた大きな翼は常に畳んでいる。

また腹部辺りに逆五芒星のような魔法陣が光っていた。


その他は素肌を晒しており、翼を全て展開した場合は明らかに裸を連想させる。

だがその容姿、佇まいから妖艶さを感じられ、兜により顔は見られないが視る者を虜にするほどの美しさを感じさせる。


メイドらしさはあまり感じないが、頭蓋骨に被っているメイドキャップのようなもの、首と太もも辺りに装着しているレースの飾りが彼女の可愛らしさを出していた。


『ラーヴァリアよ、各上位者たちを我が家に集めよ。昨日起きたことと今回の事も含めて、我らは十分に話し合う必要がある。』

「畏まりました。」


そういうとラーヴァリアは畳んでいた翼を広げ、そのまま空へと飛んでいく。

風に靡く真紅の髪が印象的で、姿が見えなくなるその瞬間までその髪が視界から外れることはなかった。


あれからアダントの背中に乗せられ、蜘蛛の間へと戻り、アンジュたちと無事の再会を果たした。

その後、エフィを連れて先ほどラーヴァリアたちと待ち合わせの場所、我が家へと向けてその場を去った。


陽はすでに落ちており、辺りを暗闇が包む。

蜘蛛の巣が張られた木々から見たこともない風鈴のような形をしたキノコのような何かが生えており、そのキノコから仄かに光っており、暗闇を照らしている。


その光景はまさに神秘的な風景を作り出しており、まさにファンタジーな世界を生み出していた。


今現在、ルイシャと同じ部屋にてエネラからの治療を受けていた。

といっても怪我らしい怪我はしておらず、また肉体汚染もしていないため、精神汚染の治療がメインとなっていた。


白い光がエネラの両手から溢れる様に放たれ、全身を包み込んでいく。

その光に包まれて幾分か時間が経ち、包んでいた光が静かに消えた。


「これで若様を蝕んでいた精神汚染の8割は浄化できたと思います。」

『ありがとう、エネラ先生。そういえばアンジュとユリアは?』

「あの子たちなら別室ですでに治療済みですよ。今は疲れて眠っていると思います。」

『そうか…。』

「御2人が気になりますか?」

『え?あ、ああ…。俺よりも影響をモロに受けたみたいだからな。特にユリアはかなり酷い状態に見えたし…。』

「そうですね。確かにアンジュ様とユリア様のダメージは深刻なモノでした。でも逆に言ってしまえば、あれだけで抑えられたんです。あれ以上悪化すれば、わたくしの治癒能力をもってしても全て治せたかどうか定かではありませんでした。」


そう言いながらアルフの頭を優しく撫でる。

気持ち良さそうにするアルフを見て、エネラは優しく微笑む。


「誰かのためにその身を挺して守ることは立派な行為です。ですがそれで死んでしまえば残された者たちはとても辛い気持ちを、とても悲しい思いを背負うことになります。どうか、ご自愛くださいませ。」

『…ああ、気を付けることにするよ。』


別にやりたくてやっているわけではない。

気が付いたらすでに体が動いてしまっている。


弱きを守るが強き者の定め、とかなんとか…。

でも実際レベル的には俺は弱い方なんだけどなぁ…。


などと呑気に考えている時、ふととある言葉が脳裏に過る。



―弱すぎなんだよ!


―弱いくせに足引っ張ってチームを乱すな!



「…若様? どうかなされましたか?」

『え?あ、いや…。なんでもない。』


マーヴェリック…、アイツを呼んだせいなのだろうか。


音声だけではあったが、記憶の一部が脳裏に流れ込んでくる。

ただそれが一体どの場面の記憶なのかはアルフ自身わかっていなかったのが幸いだった。


「では若様、わたくしはアンジュ様たちの様子を見てきます。それまでどうかごゆっくりしていってくださいね。」

『ああ。ありがとう、エネラ先生。』


エネラは最後にアルフの頬を触れた後ゆっくりと立ち上がり、部屋を後にした。

ルイシャは未だ薬の影響なのか、静かに寝息を立てている。


アルフはルイシャを起こさぬよう、本日最大のイベント"レベル3への昇格"をすることにした。


"さあ、お待ちかねのイベントだ。いざ、レベル3へ!"


    <レベル3に昇格しますか?>


"おうよ!"


少しだけ間を置いて、


  <レベル3に昇格しました。>

  <魂を喰らう者の上限がリセットされました。>

  <各ステータスに成長ボーナスが入りました。>

  <ボーナスポイント:10pが手に入りました。>

  <スキルポイント:5pが手に入りました。>

  <新たなスキル"孤高の強者"を入手しました。>


また新しいスキルが手に入ったな…。後で確認するとして今現在のステータスを…


====================

基礎ステータス 上昇率倍増ボーナス 5/5

生命:25      

筋力:33   

魔力: 7    

体力:12     

信力:10    

俊敏:45  

ボーナスポイント:20

必要経験値:800

====================


"となるわけか。結構上がったな…。んでここからボーナスポイントの振り分けを…。"


====================

基礎ステータス 上昇率倍増ボーナス 5/5

生命:25  +5    

筋力:33  +2

魔力: 7  

体力:12  +3 

信力:10    

俊敏:45  +10

ボーナスポイント:20

必要経験値:800

====================


また今回も極端だが、これで行こうか。

そうなると最終的に…


====================

基礎ステータス 上昇率倍増ボーナス 5/5

生命:30   

筋力:35

魔力: 7  

体力:15 

信力:10    

俊敏:55

ボーナスポイント:0

必要経験値:800

====================

Lv:3 

名前:アルフ

種族:シルバーウルフ 

HP:183/183

MP: 94/ 94

攻撃力:122

防御力: 48

魔法力: 26

魔防力: 31

移動力:268

回避力:264

隠密力:263

====================


今回は倍増ボーナスを頭に入れて徹底的にやったらかなり変わったな…。

相変わらず魔法関係のステータスは低いが、当たらなければどうということはない!


と1人で何かを納得し、静かに頷く。


"んじゃ、次はスキル関連でも見てみますかね。確か、レベル2の時にもらったポイントで、〈闘志を震わす遠吠え〉を取ったんだっけ。あれは消費ポイントが4だったから前回の余りと合わせて今持ってるポイントは6か。"


とスキル欄を表示するポップアップを出し、自分のポイントと見比べながら見ていく。

その時、レベル3の際に取得したスキルが目に入った。



====================

基礎ステータス 上昇率倍増ボーナス 5/5

生命:30   

筋力:35

魔力: 7  

体力:15 

信力:10    

俊敏:55

ボーナスポイント:0

必要経験値:800

====================

Lv:3 

名前:アルフ

種族:シルバーウルフ 

HP:183/183

MP: 94/ 94

攻撃力:122

防御力: 48

魔法力: 26

魔防力: 31

移動力:268

回避力:264

隠密力:263

====================


ラーヴァリアさんを描いてたら昨晩にこの話が上げられなかった。

でも思いの他うまく描けて満足

挿絵(By みてみん)


<バファルメイドの生態について>

ランク:A


頭が山羊の骨、胴体が人間の女性、足が山羊の魔族。

胴体部分は基本半裸ではあるが、背中に映えている6翼を持って隠している。


悪魔の王"サディアン"に仕えることのできる唯一の魔族である。

バファルメイドが扱う魔法は多種多様で数も多く、逆に扱えぬ魔法を数えた方が早いとされるほど。


本来魔法は詠唱を行うことで威力を増し、精度を上げ、より強力な魔法として放つことが可能であるが反面、同時に展開できる魔法は1つだけしか行えない。

だがバファルメイドは最大4つまで同時に詠唱を行い、様々な属性の魔法を放つことができる。


それほどまでに魔法に関する知識と戦闘技術を持っており、魔法による戦闘に特化した魔族がバファルメイドとされており、サディアンの次に魔法に長けている種族と言われている。


かつてバファルメイドは山羊の姿をした小型の魔物だった。

力も小さかったため他の魔物たちとの競争に敗れ、絶滅寸前まで追い込まれていた。


だが悪魔の王"サディアン"にその魔法の才を買われ、残った個体全てを自らの傍使いとして受け入れ、魔法に関する知識と戦闘技術を与えた。

また魔法に関することだけでなく、暖かな食事と寝床といった居場所まで作り、更には怪我をして動けなくなっていた者には優しく看護までしていたという。


悪魔の王"サディアン"の名にふさわしくないほどの暖かな優しさに恩義を感じ、その恩に報いるために地獄のような特訓と血の滲むような努力の果てに、バファルメイドとして魔族への進化に成功した。


それからバファルメイドとして生まれた魔族は例外なく、受けた恩をその身に深く刻み、悪魔の王"サディアン"に唯一無二の忠誠を誓い、尽くしている。


なぜあの時我々を助けてくれたのか、後になってバファルメイドの長が聞いてみた所


「別に。単に我の気まぐれぞ。」


とだけ返してくれたらしい。


魔法に特化しているからと近接に持ち込んでも簡単に接近を許してはくれず、また接近を許しても即座に転移魔術によって距離を取るため、近接系の冒険者たちにはとても厳しいものとなる。

だからといって遠距離で戦おうにも、バファルメイドの方が魔術の実力が高いために決して油断ならない。


魔法を封じる手を用いてから近接に挑む、というのが今までの冒険者ギルドでの攻略定義ではあったが、近年バファルメイドの近接戦闘への戦闘訓練により、その手も通用しなくなってきたらしい。


*生まれ変わりでバファルメイドとなったラーヴァリアは元人間のため、頭だけは山羊ではないが山羊の頭蓋骨を被っている。


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