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異世界転生したら、まさかのオオカミだった!?  作者: 永遠眠
第1章 転生した先は…。
35/107

初めてのPT戦闘

時刻 "12:15"


戦闘に入ってすぐさま"鋭い眼差し"で相手の様子を見る。


====================

ロックボア Lv5


バトルスキル

・突進     Lv6

・地ならし   Lv3

・******    Lv***

・******    Lv***


アクティブスキル

・岩の体    Lv5


パッシブスキル

・******   Lv***


弱点

・首        :ダメージ1.2倍

====================


以前戦ったディアブロアと熟練度レベルが近い突進。

そして地ならしも同様に持っていた。


だがそれともう一つ何かのバトルスキルを持っている。


"どれくらい熟練度レベルを上げれば全部見れるようになるんだか…。"


今ある情報で警戒すべきは突進ぐらいだった。

"岩の体"…は、多分防御力アップとかその辺りだろう。

パッシブスキルにも何かあるが、わからない。


"とりあえずは戦って直に見るしかないな…!"


「ウォォォオオオオォォォオオオン!!!」


アンジュの方に敵意"ヘイト"が向かないように"遠吠え"を上げ、ロックボアの注意をこちらに向ける。

ロックボアも興奮状態なのか鼻息が荒く、アルフへと狙いを定めると岩のようになっている前足を数度地面を擦り、一気に加速して突進していく。


ディアブロアとは違って、今度は突進してきたのを確認し、若干の余裕を残して左の方へ地面を蹴ってロックボアの攻撃を回避する。

案の上ロックボアは止まらず、背後にそびえ立っていた樹木を吹き飛ばしながら停止する。


文字通り木っ端微塵となった樹木は遥か遠くに重い音と共に落ちていった。

ロックボアは瞬時に反転し、狙いを再度アルフへと向ける。


だが左へ回避した場所にアルフの姿はなく、下の方から気配を感じ取った時にはすでにアルフがロックボアの懐に潜り込んでいた。

顎、その真下という死角から、ロックボアの喉元に向けて致命の一撃を繰り出そうとするも、顎をそのままアルフごと地面に叩き付けようと体勢が一気に低くなる。


瞬時に危険を察知したのか、致命の一撃を繰り出さずにその場から後方へ向けて飛んで距離を取る。

その場から脱出したと同時に、アルフが居た場所に顎から突き出た岩々で押し潰す様に地面へ叩き付けていた。


叩き付けた瞬間、地面を伝う大きな揺れ。

地ならしを起こし、相手の体勢を崩そうとする。


顎の叩き付けからの地ならしとは連想できず、反応が遅れて避けきれずに地ならしを受けてしまう。

ぐらつく足元に体勢が若干崩れ、一瞬身動きが取れなかった。


ロックボアはその瞬間を見逃さず、再度アルフへと向けて突進していく。

地ならしが収まり、何とか動けるようになった時にはすでにロックボアの突進が目の前まで迫っていた。


咄嗟にその場で軽く地面を蹴って飛び、ロックボアの突進を空中にて受け止める。

地面で踏ん張るよりも衝撃が散ってダメージは少ないはず。


アルフの狙い通り、ロックボアの突進を空中にて直撃するも、残り体力:3となんとか耐えることができた。

アルフはそのまま空中で数回ほど回転し、地面へ着地する。


着地と同時にアルフの体を包む白い光によって、アルフの減った体力が7まで回復した。

それと同時に体に淡い光を放つようになり、5秒毎に体力が2回復している。


アンジュのスキルの一つ、リジェネの効果である。

一定時間の間、熟練度レベルに応じて数秒間毎に体力を微量回復する。というもの。

これにより、体力は9とほぼ全快に近い状態まで回復した。


回復スキルを使ったためか、ロックボアの敵意がアンジュに向き、雄たけびを上げる。

ヒッ!と一瞬身構えるも、それはすでに予想済みのことのようにアルフは瞬時にロックボアに向けて遠吠えを上げる。


<スキル"遠吠え"の熟練度レベルが"2"に上がりました。>


レベルが上がったことにより、敵意をさらにこちらに向けられるようになった。

アンジュに向けられていた敵意は一瞬にしてアルフの方へと向けられ、またアルフへと突進していく。


それを先ほどと同様に左へと避け、同時にロックボアへと一気に距離を詰めていく。

樹木を粉砕しながら停止し、再度反転し、アルフの姿を確認するもどこにもいない。


今度は真下から何も気配を感じず、大振りに顔を動かして探そうとした直後、背中に強烈な痛みが走る。

一気に距離を詰めた後、ロックボアが反転する直前にその場で強く地面を蹴り、今度は真上へと飛び上がっていた。


完全に姿を見失ったため、"致命の一撃"がその前爪により繰り出され、岩に覆われていない背中を大きく切り裂いた。


「ブゴォォオオオオオオォォオオ!!」


痛みのせいか、それとも怒りのためかわからない雄たけびを上げながら、ブンブンと口から生えた大きな岩の牙を頭ごと振り回す。

アルフは急いで暴れ狂うロックベアから距離を取ろうとするも、その振り回す岩の牙のリーチが予想外に長かったのか、牙の先がアルフの胴体を切り裂く。


『ぐぅ…っ!』

『お兄様!』


アンジュが急いで"ヒール"を掛ける。

先ほどの牙の攻撃で2まで減った体力が6まで回復し、その後"リジェネ"により8まで回復した。


何とか痛みを食いしばって耐え、未だ暴れ狂うロックボアへと"遠吠え"を上げ、ヒールを使ったことによるアンジュへの敵意を自分へと向けさせる。


アルフの遠吠えを聞いたロックボアだったが、血走った眼はアンジュへと向けられる。

今度はすぐに突進を使わず、その口を大きく開き、息を大きく吸い込んでいく。


嫌な予感がした。


『アンジュ! アイツの正面に立つな! 急いで距離を取れ!』

『え?』


元々十分な距離を取っていたアンジュだったが、収まらぬ胸騒ぎにアンジュへさらに後方へ退避するように伝える。

アンジュは一瞬戸惑うもすぐに視界の隅にロックボアを入れながら正面を避けつつ後方へと移動する。

アルフも全速力でアンジュの方へと走っていく。


ロックボアから"ソレ"が放たれたのはほぼアンジュが距離をとってすぐだった。

ロックボアはアンジュの方を向くと、口から無数の岩の尖った破片を吐き出した。


まるで現代のショットガンの様に広範囲に放たれた岩の吐息"ロックブラスト"は次々と粉砕していき、アンジュに襲い掛かる。

アンジュは避けられないと悟ったのか、目を強く瞑り小さく丸まった。


だがしかし、アンジュには何も起きなかった。

まさか、あの"岩の吐息"は外れたのか?

などといった疑念を胸に恐る恐る目を開ける。


すると目の前には体のあちこちに岩の破片が突き刺さったまま仁王立ちになっているアルフの姿があった。



挿絵(By みてみん)


<ロックボアの生態について>

ランク:D


頭の額から鼻に掛けて岩で出来た甲殻に覆われており、また牙と蹄も岩で出来ている。

岩や鉱石が好物であり、山の剥き出しになっている岩肌を好んで食している。


正面からだと大体の物理攻撃は全てその岩殻で弾かれてしまうため、岩殻に覆われていない部分を攻撃して倒すことがメインとされている。


ただし、その突進によるダメージはディアブロアにも匹敵するとされており、避けきれずにロックボアの突進を受けた冒険者は確実に骨を折るか、最悪死んでしまうケースも少なくない。


また今まで食べてきた鉱石の破片を口から飛ばして攻撃してくることもあり、威力が高いためまともに喰らえば間違いなく気絶するか重傷クラスの怪我を負う可能性がある。


討伐したロックボアからは皮や肉の他に、運が良ければ希少の鉱石も入手することもできるため、意外にも冒険者たちの間では人気は高い。

だがランクがDと他の魔物たちよりも低いと油断していれば、大きな怪我を負ってしまう可能性があるので注意しよう。


====================

今回熟練度レベルが上昇したスキル

・遠吠え  Lv1 → Lv2

====================

自分で30分で描ける無理しない程度の参考イラストとか言っておきながら1時間も掛けちゃった!

岩描くのって大変なんだね…。


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