”プロローグ”
前書きには時系列を書いていこうかな?
・時系列
・始まった際の時刻
あ、主人公はあくまで"目立った"チート能力は持ってないです、はい。
それとみんな大好きハーレムはありません。
だって、狼は一途な生き物だからね! そこがかっこいいんだもんね!
"ステージクリア!"
画面に浮かび上がる見慣れたウィンドウと文字列。
それを業務作業化の如く処理し、ふぅと一息つく。
この文字を見るのはもう…何度目なんだろうか。
そんなことを言いつつ、灰皿に乗っかっていた吸いかけの煙草に手を付ける。
軽く咥え、若干湿った煙草の筒を吸い上げ、流れ込んでくる苦みを含んだ気流を吸い込む。
ここは日本、某県某所。
どこにでも建っているそこら辺のアパートの一室。
そこに備えられた椅子に座り、背凭れに寄りかかる男性。
だがそこに座っている彼こそ、ゲーム業界にとっては超越したゲーム廃人。
ありとあらゆるオンラインゲームを単独"ソロ"でクリアするという卓越した技術を持っていた。
FPS、アクション、RPGとそのジャンルは問わず、対人戦に関しても全戦無敗を誇っているほど。
たった1人で数々の偉業を成す彼を、ネットでは最強ソロ専プレイヤーと評して
"一匹狼"<<マーヴェリック>>
と呼ばれるようになった。
ただ本人はあまりそのことを良く思っていないらしい。
そんな彼の表情は常に浮かばれない。無機質で、常に無表情が出ている。
目はすでに生気を失っているように虚ろで、ここ数年まともな会話をしていないのか表情筋さえも垂れている。
真面な食事さえも手を付けていないようで、げっそりと痩せて頬が窪んでいた。
煙草を吸い終え、灰皿の中で火種が残った煙草を潰す。
一息ついたところで、机の上に置かれたディスプレイへと目を移す。
その際、ディスプレイの画面の明るさに眩暈を感じ、頭痛が鳴り響く。
両手でこめかみを掴み、頭を少し垂れる。
「…さすがに3日徹夜は身体に応えるか。少し、仮眠でも取ろう…」
重い体を起こし、一瞬ふら付く体で近くに敷いてある布団へと倒れ込む。
倒れた衝撃に、机の上に置いてあった灰皿がゴンッ!という音と共に地面へと落ちた。
襲い来る睡魔と疲労に抗う事ができず、重い瞼がそっと閉じていく。
その際、落ちた灰皿から零れた煙草の先に、小さな赤い光が見えのを最後に意識を手放した。
そして彼は…、永遠に覚めることのない夢へと堕ちていった…。
後半には…落ちというか、ほんと何を書こうかな。
思いついたものを書いていけばいいや。
あ、次の更新日とかいいかも?
2017/07/14 4:56 "軽く加え" → "軽く咥え" に修正しました!