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異世界転生したら、まさかのオオカミだった!?  作者: 永遠眠
第1章 転生した先は…。
27/107

治療へ

時刻 "9:20"


『それにしても、よくディアブロアを倒せたわね。』


改めて自分が先ほどのディアブロアとの死闘を思い返していた。


圧倒的な体格とレベルの差。

背中には怯えしがみ付くデモンベアというハンデも背負っていた。


デモンベアをそこに放っておいて戦うという選択肢もあったが、怒り狂うディアブロアの前に、ましてや俺のせいで番い殺しの濡れ衣を被せているデモンベアに攻撃がいかない保証などどこにもなかった。


『自分でもそう思うよ…。でも、勝てる自信はあった。』


だからこそ、鋭い眼差しで見た情報と怒りで我を忘れたディアブロア。

そしてアルフとデモンベアの2体分の存在。


冷静な判断が出来ない今の状態だからこそ編み出せた策がディアブロアに効くという自信はあった。

ただ、いつディアブロアが我に返って誘いに乗らなくなるかヒヤヒヤしたが。


『あれにはあたしも吃驚だった…。あんな風にあのディアブロアを倒すなんて…』

『ああ、私もアルフの勇姿をこの目に焼き付けたかったわ…』


デモンベアは相変わらず"ヒール"を掛け続けながら、エフィと色々話し込んでいた。

アルフはもう喋る気力も残ってないのか、ぐっだりとしていた。


とりあえず今この状況で出来る事は隠密、気配察知、察知した方への鋭い眼差し。

この3つの熟練度のレベリングしかないよなぁ…。


『ねえ、大丈夫アルフくん?』


3つのレベリングを行っている最中、突然心配そうに名前を呼ばれた。

デモンベアの中で、あんた→アルフくん と好感度が若干上がっているようだ。

どうやら隠密によりアルフの気配がすっと消えたため、心配になったそうだ。


『ん、ああ。ごめん、大丈夫だよ。』

『ならいいんだけど…。』


デモンベアのヒールではなかなか回復しないため、逆にデモンベアのヒールの熟練度レベリングになっていた。

そのおかげか、アルフの体力は"6/10"まで回復していた。

ただなぜかこれ以上回復することはなく、また回復しないでいるとHPが少しずつ減り始めてしまう。


きっとこれはこの足の骨折が治らないためのスリップダメージのためだろう。

6以上の回復はこの足の骨折が治ることが条件なのだろう。


色々と検証したいこともあり、一度デモンベアのヒールを止めてもらい様子を見ていた。

どうやら骨折は治さない限り、5秒ごとに1のスリップダメージ。

また最大HPの4割の減少値という効果らしい。んでこれが一番の厄介な部分だけど…。


―俊敏:1(5)


多分カッコ内の部分が元の数値で、現状骨折によるデバフの影響で1になってる。

これがどの値でも1になるのか、最大値からいくつ分引かれて1になっているのかわからないところだ。


あ、ちなみにあの尻尾攻撃を受けた後、HPが2まで減らされた後、10秒後には問答無用で死亡してたはずなのにこうしてぴんぴんしてた理由は、背中に必死にしがみ付いてたデモンベアがダメージを受けたと同時にヒールを掛け続けてくれていたとのことだ。


そのおかげで多少なりとも動けたし、HPもそこまで回復できたんだけど、デモンベアを下ろして一騎打ちの際はそのまま減り続けて、ディアブロアを倒したと同時にHPが残り2になったためにぶっ倒れた。


その後デモンベアが急いでヒールを掛けてくれなければそのままお陀仏状態だったらしい。


『辛かったらいつでもいってね…?』

『ああ。恩に着るよ。』


ほんと、自分でこのデモンベアを巻き込んじまったけど逆に巻き込まなかったら俺は確実に死んでた。

つまりは命の恩人なわけで、更に迷惑を掛けてしまったわけで…


『どうやってこの借りを返せばいいのやら…』

『ん?アルフくん、何か言った?』


おおっと、思念話術に漏れていたようだ。危ない危ない…


『あ、ああ。別に気にしなくてもいい…!』

『そう?』

『そろそろ着くわよ~。』


気が付けばもうエネラのいる蜘蛛の間の前まで来ていた。

あの時は俺の歩くスピードに合わせてくれてたからかなり時間がかかったが、その半分以下の時間で来れるんだもんなぁ…。


エフィたちは蜘蛛の間に入ると、エネラが巣を張っている巨木の世話をしているようだった。

こちらに気付いたエフィが作業を中断させ、こちらの方に向かってくる。


「あら、エフィ様。いらっしゃ…って、わ、若様ぁ!?」


エフィの背に乗っている俺の姿を見て、素っ頓狂な声がエネラの口から上がる。

エフィは俺を優しく噛んで掴み、エネラへと渡す。


『賢者様、アルフを治していただけませんか?』

「もちろんです! アルフ様、さあこちらに…。」

『あ、あの…!』


とエフィの背中からデモンベアがエネラを呼ぶ。

エネラが首を傾げながらデモンベアの方へと振り向いた。


「あら、あなたは…デモンベアですね? どうか致しましたか?」

『あの、アルフくんを治療するの、あたしも手伝わせて…ほしくて……』


エネラは何か察したようにデモンベアへと微笑み返す。


「ふふ、せっかくなのでお願いしますね。見た所、ヒールの扱いもできそうですし。」

『は、はい!』


そういうとエフィの体から降りようとするも、どう降りればいいのかわからずあたふたし始めた。

若干苦笑しながら、エフィはアルフと同様デモンベアの体を優しく噛んで掴み、地面へと下ろす。


『あ、ありがとうございます!』

『アルフをよろしくね、デモンベアちゃん。』


そうしてアルフを抱くエネラとデモンベアはエネラの誘いで蜘蛛の御腹部分にデモンベアを乗せ、巣の奥の方へと姿を消した。

それと同時期になって、アダントも森の入口の方から姿を現す。


『アルフの容態は?』

『容態も何も、大丈夫ですわよ。ささ、私たちは食事の用意でもしましょうか。』

『…それもそうだな。』


そういって、アダントとエフィは食料を探しに森の中へと潜っていった。



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基礎ステータス 上昇率倍増ボーナス 1/5

生命: 5 ☆☆★★★ 上昇率倍増ボーナス 

筋力: 4 ☆★★★★ 上昇率倍増ボーナス 

魔力: 1

体力: 3 ☆☆☆☆★ 上昇率倍増ボーナス 

信力: 1

俊敏: 1(5) ☆☆★★★ 上昇率倍増ボーナス 

ボーナスポイント:25

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