筋肉で考える執筆作業
少しでも皆様の小説執筆の手助けになればと思い、今回はちょっと変わった切り口からノウハウをご提供いたします。
さて今回は技術的な面から離れて、自己管理の大切さを解説したいと思います。
これはどんな創作でも同じなのですが、何を作るにしても毎回毎回の作業でベストを尽くせるよう己を管理することが大切です。
いえ大切どころか一つの鍵といっても遜色ありません。
モチベーションと体調を保つことそれすなわち、そのままクオリティーに繋がると言っても間違いにはなりません。
ならどうやって保つのか?
これは創作を続ければ誰しもがぶち当たる壁でもあります。
言ってしまえば人それぞれとも言えますし、そうそう簡単に見つかるものではありません。
……とか言ったらアドバイスになりませんね~。ではドンッと。
・血行促進、創作作業以外の気分転換
前者は肉体の話です。いきなり健康用語っぽくて申し訳ありません。
無から物を創造する作業とはいえ、作業するこの肉体は現実世界の物体。体調の影響をそのまま受けます。
体長維持に気を使って下さい。特に血行が大事です。言い換えれば脳を使ったスポーツみたいなものでもありますので。
風呂や運動などで肉体を活性化させると、すんなり筆が進んでゆくものです。
ただ一つ注意。風呂も運動も疲れを呼びます。ほどほどにしましょう、疲れてしまっては執筆の体力が残りません。
さて次は後者の気分転換。
誰しも知っていることでしょう。
なぜこれが必要なのか明確にはわからないが、確かに効果があるってことを。
話飛びますが、SFCの名作ゲーム・ロマンシングサガ2ってのがあります。
軍師という仲間キャラがいるのですが、プレイヤーがサボっている彼をとがめるとこんな言葉を返すのです。
いざという時のために頭をやすませているのです。
屁理屈です。でもこれも有効なのです。
不思議なことに人間の頭というのは、一つのことだけをひたすら考えていると鈍るのです。
何せ人間様優秀ですので、停滞するところまで一気に考え抜いてしまうんですね。
で、そこまで行くとどん詰まりですからどうしようもないと。
それで答えが出ない出ないと悩むことになるのです。
だから別のことを考えるんです。
ひとそれぞれなので断言はしませんが、まあぶっちゃけると頭使わないことがいいです。
だって頭使うと疲れちゃいますから、大事な創作作業の時にバテちゃったらしょうがない。
不思議なことに筋肉と同じく、頭も休ませるとちょっとパワーアップするのです。
・
じゃ、まとめます。
この気分転換と血行促進両方を両立させる方法があります。
頭を使わない軽い運動をすればいいのです。
15分くらいでもいいので走って下さい。歩きでもいいです。
調子良いなら創作のこと考えてもいいですが、そんなでもないなら、のほほ~~んとしましょう。
頭を使うことを一時的に止めましょう。
で、運動後にちゃんと糖分補給をしてから作業に入るのです。
自宅パソコンでやるならネット回線切って下さい。我慢出来ないならファミレスなり図書館なりお外で書いて下さい。
それで書けないならプロットを考えましょう。
それでもまだ書けなかったらごめんなさい、皆様なりの自己管理方法を探して下さい。
とまあ要するにそういうことです。
執筆は何も特別なものではありません。脳や血流、体調の影響を必ず受けますので、上手い具合に書ける状態に自分を持ってゆく方法、これを探すことをオススメいたします。
皆様の良作が人々を喜ばせるようになることを祈っております。
お兄様なら出来ますわ!(唐突
気づけば筋肉の方が育ってました。