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ラッキースケベ&アクション2  作者: LSA製作委員長
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死は快感

「力が、欲しい」

 過去の経験をすべて再確認し、何とか現状の解決策を探す、走馬灯。

ゆっくり落ちる感覚に死の予感。

全身の負傷にも痛みを感じない無感覚。

世界とのつながりが切れた実感に、死んだなという確信。

 やってやるぜ!!

 などとの生命の息吹はゼロ。

バカはただただ淡々と事実を受け入れ始めていた。

 無数の影に殺されかけ、それをセーラー服と日本刀に救われ、無数の影をぶっ飛ばし、調子に乗って大きな影に挑んで返り討ち。

拳は砕かれ、稲光を発する玉の盾にされ失神。

気が付けば、頭から落下している。

「力が、欲しい」

 諦め半分、達観半分のそんなバカに声が聞こえる。

さっきは遠かったが、今度ははっきりと近くに聞こえる。

 眼下ではセーラー服と日本刀が虎と激突し、大きく弾き飛ばされている。

その激突は何度も繰り返されるが、段々間隔が狭まり、セーラー服の動きがどんどん少なくなり、とうとう足が止まる。

 止まったセーラーをサンドバックのように虎は一方的に叩き始める。

ここから見ても、セーラー服の劣勢は明らかだ。

負けるのは時間の問題だった。いやな女とはいえ命の恩人の危機に、淡々としていた意識が覚醒する。

「力が」

「オレも欲しいわ、ボケ。

くそったれー!」

 食い気味にバカが叫ぶ。

ただ死にゆく自分を呪い、絶叫する。

その呪詛の叫びに、意識が光に吸い込まれた。

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