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ラッキースケベ&アクション2  作者: LSA製作委員長
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手詰まり

「やるじゃねえか」

 刀身をくわえたまま、二十三異は楽しそうに笑う。

影の頭部の、虎のそれに置き換わっている。直立する異虎は、迫る刀身を牙で噛んで受け止めたのだ。

 もう一撃。

正宗の追撃の、虎は首を振り刀身を吐き捨てる。

刀を掴んだまま正宗は宙に投げ出される。

宝玉の力で宙を蹴り、体勢を立て直し着地する。

 人虎型異獣ワータイガー・ビースト

折れた牙が生え替わる。

 異獣ビースト

人間を遙かに越えるスピードとパワーは獣のそれだが、何より恐れなければいけないのがその再生能力だ。

折れた牙などは一瞬で再生してしまう。

倒すには、筋肉へ酸素を運ぶ動力の要である心臓の破壊、神経伝達の要である頸椎の切断、思考要である脳の破壊。

それらすべてを一気に再生より早く行わなければいけない。

戦闘マニュアルには必ず複数で対処、討伐最低人数は五人とされている。

 どうする、正宗?

 そう自分に問いかけるも、選択肢は少ない。

倒すのは不可能、逃げるのは可能、防御に専念すれば少しはしのげるぐらいだった。

 正宗は逡巡し始めた。

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