表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/119

さらなる反撃

渾身の拳が閃き、ワード・ザルガの頬を打った。

 雨しぶきと共にその巨体がわずかに揺らぎ、鋭い咆哮が夜の街に響く。


「おおおおおおっ!」


 エステバンはそのまま打撃を重ねようと踏み込んだ――

 だが、その瞬間、ワード・ザルガの瞳が異様な光を宿した。


 尾が雨を裂き、異様な軌跡を描いて横薙ぎに振り抜かれる。

 反応した時には遅かった。

 エステバンの胸に焼けるような衝撃が走り、体が宙に浮く。


「……っ……!」


 肺から息が抜け、意識が一瞬飛びそうになる。

 しかし尾の動きはまだ終わっていなかった。

 彼の体を叩き落とすように、さらに追撃が振り下ろされる。


 瓦礫を砕く轟音。

 エステバンは背中から地面に叩きつけられ、石片が雨の中を跳ねた。

 呼吸ができない。視界が白く霞む。


 ワード・ザルガは刃の腕を頭上に掲げた。

 雨水が滴り落ち、その刃に映るエステバンの顔は、苦痛に歪んでいる。


「終わりだ、人間。」


 刃が一閃。

 エステバンは身をよじるが、爪が肩を裂き、血が噴き上がった。

 体勢を崩した彼に、ワード・ザルガは容赦なく蹴りを叩き込む。


 路面を転がる。

 血の味が口に広がり、力が抜けていく。

 視界の端に、暗い空と落雷の光が交互に揺れた。


 ……立ち上がらなきゃ……

 ……まだ、俺は――


 膝をつこうとした瞬間、ワード・ザルガの尾がもう一度振り下ろされた。

 鈍い衝撃と共に、エステバンの体は瓦礫の山へ叩き込まれ、動かなくなる。


 雨の音だけが響いた。

 夜の街に、刃を下ろしたままのワード・ザルガが静かに佇む。

 瓦礫の中で、エステバンは返事をしない。

 無線機の向こうで、かすれた声が繰り返す。


『……エステバン? 応答しろ……応答しろ……!』


 雨粒が血を薄め、暗い路地を赤く染めて流れていった。



とりあえずSF(パニック部門)ランキング5位ぐらいに、入りたいなーと思ったんだけど、さすが上位陣、えげつない文字量だった。w


ものすごい長期間、投稿してんだね、彼ら。w


よう、そんなに長編、書き続けられるよね。

ワイなら飽きるで、間違いなく。


今の長さの小説ですら、早く終わらせて次の小説が書きたいというのに、彼らは何故、そんなにも長い小説を書いているのだろうか?


さすが上位陣モチベーションから違うんだね。

ワイも頑張ろうと思った今日この頃。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ