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第十三話

北畠軍は壊滅したものの、北畠具教の遺体は見つからなかった。取り逃がしてしまったらしい。

「まあ‥剣術には長けてるからな‥どこかでまた戦う機会もあるだろ」

なんとなくそんな気がしていた。

実際近くに潜伏していた。素性を隠し明智軍に所属していた。

柳生軍およそ12000は明智家領土にある日野城へ侵攻する。これが日野の戦いである。

対する明智軍はおよそ9400。森林地帯に潜伏していた。

柳生軍は川から離れず動こうとしない。

「そのうち向こうから仕掛けてくるじゃろ」

‥などとストーンボートは思っていたのだが、仕掛けたのは柳生軍だった。

中坊秀祐隊と柳生宗章隊がこそこそ動く明智軍を発見。追撃を仕掛けたが、これは明智軍の罠。釣り出され渡辺勘兵衛隊、明智秀満隊の猛攻を受ける。

これに呼応し明智軍のその他の部隊も襲撃してくる。

しかし、これは宗矩の罠。

宗矩は中坊たちをエサにして明智軍の位置を察知すると全軍突撃を仕掛けた。

この森林地帯では六角義賢の弓馬も能力発揮しづらいが明智光秀もテッポーでバンバン出来なかった。

剣戟でならば柳生軍は負ける気がしなかった。

「なんじゃい!ワシには何も説明せずにこんな策を‥やる気無くすのう!」

ストーンボートは川から離れなかった。

森林で一撃離脱戦法を繰り返す両軍。

ついに明智光秀隊がたまらず森林地帯から脱出する。

‥が、逃げた先にはストーンボートが!

「‥ふん‥ワシには分かっておった。ここに逃げてくるだろうと‥」

「じ‥じじぃ~!」

明智光秀隊の全ての攻撃を無刀取りでなんとかするとストーンボートは明智光秀を川の中に捨てた。

「うぼわあああーっ」

明智軍は敗走した。ストーンボートは川に捨てた男が明智光秀だと知って死ぬほど悔しがった。



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