スーパーヒル
ベッグベッダという街から東へ行くこと100キロほど。
スーパーヒルというここら一帯で一番巨大な街へたどり着いた。
2万人以上が暮らしているというとんでもない都市。
いずれここにたどり着くように、徐々にサイコロの出目を増やし、4つの選択肢がスーパーヒルになった3日目の今日、これから7日間の滞在だ。
この街へ来た理由、それは1年に1度行われるギャンブルバトルがあるそうだ。
優勝者にはもちろん、ある程度の順位になった人間は相応の金が貰えるそうだ。
「明後日からこの街はギャンブル一色らしい」
行き交う人々もそう言っている。
賞金総額は200万ゴールド。
1位にはでっかく100万ゴールド!
ちなみに参加費は1人100ゴールド。
「ひとまず宿はとれて、あとは受付だな」
娯楽都市らしく、普段から観光や遊びに来ている人間がたくさんらしいが、この大会のときのみ、参加者を優先して泊めてくれるそうだ。
眠らぬ街スーパーヒル。その名に違わず、基本的にすべての場所が24時間営業らしい。
「すげぇ金のかかりようだし、人もすごいぜ」
受付まで乗り合い馬車。なんと無料!
そして驚いたのは路面をバスのようなものが走っている!
そちらは有料とのことだが、この世界で数少ない現代的な移動手段だ。
デカいホールのような場所に集められた、人、人、人。
ここで大会受付だ。
「期間中、このカードにすべて記録されます」
名前登録と金の支払いと引き換えに、ドッグタグ状の金色のカードを受け取る。
ちゃんと首から下げるようのヒモがついていた。
どういう理屈なのかはわからないが、出納が記録されるとのことだ。
電子カードと同じような扱いをすればいいのだろう。
「こちら、遊技場一覧と地図になります。2日間、ご活躍を楽しみにしています、サム・ハイカラーさん」
「ありがとう、頑張るぜ」
適当に下の名前を考えて申請した。
「開催は明後日の深夜0時。期間は2日間、8時間が経過するごとにレートは倍になる、と」
「サム的にはどういう作戦で行く予定ですか?」
「そうだな・・・・・・一発勝負をどこかでかける必要があるのは間違いねぇ。この前の競馬みたく守る勝負は序盤だけだ」
翌日。
俺たちは店の場所の確認を行っていた。これが一番重要なことだと思っている。




