どうすべきか
「リーチ!」
5ゴールドを卓に出し家紋待ちのリーチ。
ドラだが、河に4枚見えていない。
「おいおい」
リーチをかけたことにより、ドラ表示が山から追加された。
表示は剣。つまり家紋がさらにドラになった。
(リーチした以上、普通の麻雀よりドラが出る訳ねぇ。持ってくるしかないぞ!!)
何枚残ってるかはわからない。
3巡後の盲牌・・・・・・。
(! こいつぁ!?)
親指いっぱいに広がるザラりとした感触。
7、8、9、家紋のどれかだ!
「ツモ! アガリだ! 裏ドラ、っと!」
裏1種あり。
リーチ、ツモ、ドラ9。
子の11役、6000、12000は30ゴールドの60ゴールド。
親がトニーだったところがもったいないが。
ラスト親、俺。
(たしか奇数のみっていうやつがあったな・・・・・・)
1、3、5、7、9の数字牌をどれか3つずつで成立する役があった。
現在の手牌は1と9が2枚ずつある。
ドワーフが捨てた1を鳴く。
「ポンだ」
リーチできなくなるが、親状態を維持して回収する方が大事だ。
赤の7を自模ってくる。
手に入れ、いらない6を捨てる。
「リーチ!」
執事風の男がリーチ。
おそらくある程度回収できる算段がついたリーチだ。
ドラがめくられる。赤の6。
これでドラは剣と7。
(奇数とドラ4。跳満、18点の90ゴールドか・・・・・・)
降りるかどうかの瀬戸際だ。
逆転の1手が入っている可能性を考えると現物以外を引いたら降りたい。
ドワーフ、トニーは間に合わないらしく、降りだ。
(ダメだ。こいつは打てない)
引いたのはドラの剣。
誰からも捨てられていないのでもっとも危険。
俺は捨てられている1を切って降りた。
「アガリです。・・・・・・16点! 20ゴールドの40ゴールド!」
自模られた。
やはり待ちは剣だった。
裏がたいして乗らなかったのが幸いだ。
東風終了。これで抜けるかどうか決める。
(2人でマイナス60ゴールド。15分でこの調子だとヤバいな)
わずか15分で1人頭30ゴールド負け。
シュウジと打っていたときは半日で200ゴールド稼げればいいほうだったが、このルールだとうまく勝つ前にパンクする可能性がある。
「ちょっと小便」
「それなら休憩だな。メンツは変えなくていいか?」
「構わないですよ。もう一戦いきましょう」
俺とトニーはトイレへ。
「300負けたら抜けよう。結構運次第だぞこれは」
「そうですね、リーチが強すぎてコンビでの利点が潰されやすい」
「あまりにも厳しい展開になったら分かれて通常卓行くか」
ということで閉店まで数時間ほど打っていた。
4回の東風を行うと、強制的に別メンバーと混ぜられるので、途中からトニーとずっと一緒ではなくなった。
「・・・・・・負けたなぁ。まあまだやれる」
結果は150ゴールドほど負けた。
トニーは善戦し、30ゴールドほどの負けで済んだらしい。
翌日。
「・・・・・・人が来ねぇ」
通常卓で待てど暮らせど人は来ない。
ジュースを飲みながら待つが、開店から閉店手前までで10戦ほどしかできなかった。
なんなら夕方まで全然できなかった。
「効率悪ぃなぁ」
「一か八かインフレ卓で勝負するべきじゃないですか?」
今日は勝つには勝った。40ゴールドほど。
しかし、これでは宿代と飯代にしかならず、この後の旅に使える金は増えていかない。
宿へ戻って作戦会議をした。




