テキサスホールデム
「降りだ。ドロップ」
男はカードを伏せて、ディーラー側に捨てた。
「コール20」
「ドロップ」
「コール20」
「ドロップ」
5人のベットが終わる。
俺はコールした。コールというのは現在のトップの賭け額と同額を賭けるというものだ。
レイズというのは出ているその金額よりも大きな額に塗り替えるベットのことだ。
全員が同額賭けるまでこれを繰り返す。
ついていけない手だと思ったら、ドロップ、賭けるのをやめ、降りるということになる。
降りた場合は、賭けていた分がすべてプールされ、その回の勝者に全額入る。
3枚目のカードが場に出され、さらに1枚手札が配られる。
場に出たのはクローバーのジャック、つまり11。
(2枚目では変わらずか)
クローバーの6。この世界に植物のクローバーがあるのかはわからないが。
「チェック」
流石に2巡目は様子見を選んできた。
「ベット10」
「コール10」
「レイズ20」
「ドロップ」
「コール20」
女はさらにレイズして賭け額をあげてきた。
しかし、俺は降りない。
あいつの手はブラフだと思っている。
最終ベットの前に、2枚のカードが場に出た。
クローバーの2、クローバーのキング、13だ。
(クローバーが2枚・・・・・・これで俺の手はフラッシュだ!!)
フラッシュというのは数字は関係なく、同じ柄のカードが5枚揃っていること。
(勝負!!)
一騎打ちだ。
まずはこいつの出方を伺う。
「ベット5」
コインを1枚だけ出してくる。
(なんだ? 急に弱気か?)
「レイズ20」
これで手が無いなら降りてくるはず。
「レイズ30」
あげてきた。
(かかってこい!!)
「レイズ50」
俺は間髪いれずに即レイズでマックス額へ。
「・・・・・・コール50!」
最後のたたき合いになっても引かなかった。
ある程度の手が入っているとみていいだろう。
「では、6番様より手を開けてください」
女の手は・・・・・・。
「ツーペアよ!!」
手はAとK。場にあるAとKでツーペアの中では最強だ。
「では、4番様」
「・・・・・・フラッシュ!」
俺はしっかりタメを作って勝ちをアピールする。
「そんな・・・・・・なかなかやりますわね!」
「危なかったけどよぉ、今回は貰ってくぜ」




