◆第二章① 流転
そこは暗闇の世界だった。俺は意識が朦朧として、深く深く真っ暗な海の底に沈んで行くような感覚を覚えた。その時、胸、心臓の辺りから周囲が渦巻いたように見えるピンク色の光の球が出てきた。
普段は夢の中で夢と気付く事は少ないが、あまりにも荒唐無稽な状況だったので、「これは夢だし、深く沈み込んで行くほど眠いんだな」と思う事にした。
ピンク色の光の球は周囲が渦巻いていたが、やがてぼやっとした球体になり、縦に伸び、瓢箪もしくはラ・フランス……あるいは、その中間のような形になり、そこからウーパールーパーみたいな短い手足が生えた。
突然、その丸っこい体から四白眼の『真ん丸な目』が飛び出してきた。一瞬、その目が俺のおでこにぶつかる勢いで左右バラバラの大きさで飛び出して来たように見えたが、一瞬で本来あるべきであろう位置に戻った。
「何だ? こいつ……」
「……そちこそ何者じゃ? 前の娘はどうした?」
不思議なピンク色のゆるキャラは、幼児のような声でやけに偉そうに聞いてきた。
「前の娘……って? ……いや、お前こそ誰だよ?」
「余は……――」
ピンク色のゆるキャラの声が遠のいていく。
推定時刻 12:00 PM
三日月遺跡では、吹き飛ばされたブラダが腕をついて上半身を起こしたところだ。
「うっ……今の光は……雷⁉ レ、レイリア‼」
ブラダが見ると、不思議とレイリアの肉体は無事である。
アルルも吹き飛ばされていたが、全くの無傷で無事なようだ。
「よ、良かった……雷が直撃したのかと……」
ブラダの顔は蒼褪めつつも、ホッとした表情を見せる。
そこに蒼碧色に輝く美しいアゲハ蝶が飛んできて、レイリアの頭に留まった。
「う……うぅ……」
レイリアが腕をついて上半身を起こす。
「レ、レイリア⁉ 良かった!」
ブラダはレイリアに駆け寄った。
「良かったぁ~! レイリア! 心配したんだよ! うぅ~、もう~!」
ブラダがガシッとレイリアに抱きついた。
「ン~! ン~!」
アルルもレイリアにスリスリしている。
最終的には縛りがありつつも、【主人公が圧倒的な強さで無双する物語】です☆
ゲームやアニメのアニメーション経験者ならではのアクション描写にご期待下さい!
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