序章 出会い
この作品はフィクションです。
実在する人物や団体、事件とは一切関係ありません。
序章 出合い
『ありがとう、、、、、』
私は聞こえないふりをして足早に立ち去った。
最近は”アホッター”と言うのが流行っているらしい。
仲間内でいたずらと言えないようなことを撮影してその動画や画像をネットにアップしているらしい。
さっきも数人の高校生が道端の積み上げられた石を倒してそれを撮影していた。
その積み上げられた石は6日前交通事故で亡くなった子供のために、その子の友達が造ったお墓なのに。
その高校生が満足して立ち去った後、私は誰もいないのを確かめてお墓を直し手をあわせた。
その後立ち上がると後ろから、、、、、
「ただいま。」
「お姉ちゃんおかえり。遅かったけどまたつけられたの?」
「うるさい。あっち行って。」
逃げるように階段をかけていった。
「ナナおかえり。今日のご飯どうする?」
「今日はいいや。ありがとうお母さん。」
「近くで不審者が出たらしいから気をつけなさい。」
「わかった。」
私は階段を上がり自分の部屋のベッドに寝転んだ。
疲れが溜まっていたのか、いつの間にか電気をつけたまま
寝てしまっていた。
ふと目を覚ますと時計は11時をまわっていた。
もう一度寝ようとすると目の前に突然黒い袴着た男が現れた、いや部屋の壁をすり抜けて来たのだ。
普段なら気にも止めないだろう。
しかし、その男は形容し難い違和感と既視感を持っていた。
「何、、、、、」
この男との出会いが長い長い一夜の始まりである、、、、、
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あとがき
読んでいただきありがとうございます。
小説を投稿するのは初めてなので感想、アドバイスを
いただけるととても励みになります。
最近はウマ娘プリティーダービーにハマっており、推しを育成しながら小説の構成を考えています。
不定期的更新になりますが応援していただけると幸いです。