6 放課後
やっとタイトルっぽくなってまいりました。
いやー授業が終わり、帰りのHRも終わった。
開放されたって感じがする。
しかも今日は宿題が出ていない。
教室の様々なところから声が聞こえる。
「これから何処か行こう」だとか「部活だりぃー」とか。
って部活!?
いいね、部活。
友達作りに最適だろう。
「ねえ、シオンくん」
「ん、どうしたの?」
「これから時間ある? よければどんな部活あるか紹介してほしいな」
「シオン様はこれから部活でしょう。よければ私が紹介しますわ」
シオンくんと話していたら横から声が聞こえた。
ソフィアさんだ。
「ありがとう、助かるよ」
「いえ、当然のことですわ」
「それじゃあ僕はこのくらいでおいとましようかな。後のことはよろしくね、ソフィアさん」
「承りましたわ」
そう言ってシオンくんはどこかに行ってしまった。
ああ、せっかくのシオンくんと2人きりになるチャンスが!?
まあ、いっか。シオンくん、予定あったみたいだし。
ソフィアさんとも仲良くなりたいし。
それにしてもソフィアさん、一瞬不機嫌そうに見えたのは気のせいかな。今はすごい上機嫌だし。
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ありがとうございます。
…これ、前書きで言うべきだよね。