番外編5 シャーロットさん誕生日記念
お誕生日おめでとう、シャーロットさん♪
※シャーロットさん視点の話です。
「部活の前にゲームの練習としたいのは分かるよ」
「うん。そうだよね!」
「でも……2人で王様ゲームをしても面白くないと思う」
そう、私はティーナに王様ゲームをしないか、と誘われていたのだ。
しかし、互いに命令し合うだけなので何も面白くない気がする。
「一回だけ、一回だけでいいから。ね」
「……分かったよ」
そうして手作り感満載のクジを引く。
どうせ一回しかやらないなら王様を引きたいな……引けた。
あからさまな手作りクジだから王様の見分け方でもあるのかと思ったら、何もなかった。
「ああ、王様引けなかった!?」
「んじゃ、命令するね。」
「うう……分かったよ」
「それじゃあ……私のこと、どう思ってる?」
私は気になっていることを卒直に聞いた。
家事は全部ティーナがやってるし、私は普段ゴロゴロしてるだけだからホントは嫌われてるのではないだろうか。と、そう思ってしまうのだ。
「好きだよ。」
だけどティーナは私の不安を吹き飛ばすような言葉を放ってくれた。
けど……けども……面と向かってそういうことを言われると恥ずかしい。
なんだろう、この王様を引いたのに負けた感じは。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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