124 欲しかった情報
「へー、フィルちゃんと私、出身地一緒なんだ」
「意外だね、地元であったことないのにね」
現在は掃除の休憩中。
私はフユさんと雑談してた。
フユさんは私と同じく編入生でお嬢様じゃないから話やすい。
まあ、ソフィアさんやリリムさんが話しにくいってことじゃないけどね。
「あ、そういえば噂で聞いたんだけど、新しくスイーツ店できたらしいじゃん」
「うん、見た目が話題のところでしょ?」
「そう! そこのお店行ってみたいんだけど、どこにあるのかな?」
うーん、流石にわざとらしいかな?
まあ、私にそんな器用なことができるわけないからしょうがないよね!
「あ、それなら今度一緒に行く?」
そんなことを提案される。
それは……ソフィアさんとのデートにならないし……。
私はソフィアさんに判断を任せるという視線を送る……が、ソフィアさんよりも早くフユさんが口を開いた。
「そういうことかぁ……。場所だけ教えてあげるね」
そういうとフユさんは丁寧に場所を教えてくれた。
駅名から、どう進めかいいか、店の外観まで教えてくれた。
それはありがたいんだけど……そういうことってどういうことだろう?
「頑張ってね!」
そう言ってもらえるけど、どういう意味!?
明日は更新できません……
来週もお楽しみに!




