13 理解
更新遅くなりました。
申し訳ありません!
昼休み、私はひたすらノートを写し続けていた。
その横にはお弁当を食べているソフィアさんがいる。
「終わった〜。ノートありがとう」
「お疲れ様ですわ」
やっと写し終えた。
私は自分のノートをしまい、借りてたノートをソフィアさんに返却する。
時間を見るとお昼休みはまだ半分くらい残ってる。
もっと時間かかってると思ったけど……これならお弁当を食べる時間がある。
私は自分のお弁当を取り出して食べ始めた。
うん、我ながら美味しい。
「フィルさん、あなたはシオン様のことが好きなんですの?」
「ん、なんで?」
「よく話しかけに行っていたので……」
なるほど、周りから見たら私はそう見えているのか。
でも……
「んー……別に好きと言うわけではないかな」
「あら、そうなんですの」
「私は恋人が欲しいだけだから。シオンくんはその候補」
今のところ候補者は1人しかいないけどね。
しかしソフィアさん、急にどうしたんだろう。
この人やっぱりシオンくんのこと好きだよね。
「その候補って他に誰かいるんですの?」
「いないかな」
「そう……ですか」
あれ、なんかソフィアさんガッカリしてる?
なんか変なこと言ったかな……。
「……イシス学院では異性寮への立ち入りが禁止されているので会いやすい同性同士でお付き合いする方も少なくないのですよ。……フィルさんはどう思いますか?」
「うーん……別にいいんじゃないかな。私も恋愛で男女とかあまり気にしないし」
「そ、そうですか。わ、私ちょっと図書室に行ってきますね」
……どうして私にそんなこと聞いたんだろ。それに答えを聞くと赤くなってどっか行っちゃうし。
変なものでも食べたのかな。あるいは風邪か……。
……あれ、今日、図書室開いてなかったような……ま、いっか。
同性を好きになったらまず相手に同性愛の理解があるかないかを確認するべきらしいです。あった場合となかった場合で自分の立ち回り(?)が変わるので。
あと今回ソフィアさん頑張りましたよね‼︎最後逃げちゃったけども‼︎
皆さんもソフィアさんを褒めてあげてください‼︎
※ハイテンションですみません。




