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102 行動
表紙絵を描いていただきました!
0話目に載ってるので、是非見てみてください!
お昼休み。私はソフィアさんを探して走り始めた。
授業が終了したタイミングで先生から話があり、ソフィアさんの姿を見失ってしまったのだ。
先生……普段は感謝してるが今回ばかりは恨むぞ!
でも、見失ったところで居場所は分かっている。
決して長い付き合いとは言えないが、それでも私はソフィアさんとずっと一緒にいたんだ。
こういうときにどこに行くかはわかっている。
私は階段を駆け上がり、屋上の扉に手をかける。
バン!!
想像以上に大きな音を立てて屋上の扉は開かれた。
そこには思った通り、ソフィアさんがいた。
美しい金色の髪は風によって綺麗に舞っている。
「やっぱり、ここにいたんだね。ソフィアさん」
「……フィルさん」
ソフィアさんは私がここにきたことに心底驚いているようだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回も楽しみに!




