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5月7日

友人とゲーセンへ行った、前回のメダルが残っていたのでお金は使わずに遊べた。

5月7日 (つくも)


らむとゲーセンにて―

「やっぱり日曜日なだけあってものすごい人の量だな」

見渡す限り人、人、人...

けたたましく騒ぐ機械音、白銀色のコインを手に握る老若男女を横目につくもとらむは『メダル預かり機』の文字へと足を進める。

目的の機械に着きその機体へと手を触れる。

「暗証番号は〇〇〇〇だ!!」

画面は切り替わる、その機械はつくもへ第二の指示を差し出す。

『静脈認証をします、右手を装置への上へかざしてください』

つくもは指示通りに右手を差し出す。

『本人確認完了、現在の預かりメダル枚数は197枚です、引き出す枚数を選択してください』

画面に表示される0~9の数字、そして「最大」の文字。

「もちろん全部!増やして戻しに来るから待ってろよ...」


まずは前回もプレイした恐竜と綱引きをするゲームへとメダルを投入する。

前回で学んだ...

「このゲーム、このティラノは最大でも40枚程度でぶっ倒れる、貰えるメダルは56枚、つまり絶対にプラスになる!!」

宣言通り30枚程で倒れるティラノサウルス。

「おぉ!マジじゃんすげえ!」

隣で見ていたらむは驚きの声を出す。


ある程度恐竜で増やし、300枚前後になったところで移動する。

移動した先はまたまた子供向けの釣りゲーム。

このゲームは5枚で使える普通の竿から40枚で使える最強の竿まで、と何種類か竿があり、やはりメダルをつぎ込めばつぎ込むほど強いのが使えるといった子供には単調で分かりやすい仕様となっている。


「まぁ、こんな子供向けゲームなんて所詮強いの使ってればメダル稼げるんだろ?」

「釣れねえ...こんな釣れないなんて中学生の頃隣の席だった女の子以来だわ...」

思わず悲観するつくも。

「ドンマイ、てかそんな女子いたのか?」

「いや、いないけど」


しばらくやっていると画面中央に表示される「レジェンド級接近」の文字、残りメダル枚数は40枚。

「残りのメダルを全部使って最強の竿を使うぜ!これを釣り上げれば一気に250枚!やってやる!」

隣にいるらむはいつの間にか破産していた。

「よし!食いついた!行ったれ―」


「楽しかったな、金を使わずにこんなに遊べるとは思わなかったよ」

「だな、たまにはメダルゲームもいいもんだ」

帰り道二人は背を風に吹かれながら自転車をこいでいた。

何か話題はないものかと考えている中、らむが先に口を開く。

「あの釣りのゲームたのs」

「ごめんその話はしないで」

レジェンド級には勝てなかったよ……

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