5月23日
今日も今日とて暑かったですね。
5月23日|(火曜日)|「らむ」
同好会終了後、駐輪場にて—
「さぁて!帰るぞー!」
「早く帰ってシャワー浴びたい...」
「俺、この帰路を無事帰ったらアイス食べるんだ...」
「それフラグな」
俺らは同好会が終わり自転車を取りに行くべく駐輪場にいた。
つくも、ゆう、トモ、俺の4人だ。
「あ、そうだらむに用があるんだった、二人は先帰ってていいぞ」
つくもが言う。
「え、俺たちがいると不都合なのか!?」
「隠し事か!?俺ら友達だろ!!」
ゆうとトモが騒ぐ。
「うるせえ!後でちゃんと話すから!ほら、解散!」
察するに話ってのはきっと同好会関係のことなのだろう。
「解散...だと!?俺ら今まで仲良くしてただろ!!」
「皆でアリーナで演奏するって!!」
お、またなんか始まったぞ?
「俺らに不満があるってんなら直接言ってくれよ!」
「そうだ!言ってくれなきゃわかんないだろ!」
いきなり劇を始めて勝手につくもを責め立て始めたぞ。
「そうか、なら言ってやるよ!トモ、お前は目立ちたいからってベースをデタラメに音出して調和乱すし!ゆう、お前のドラムも雑すぎるんだよ!とてもじゃないがこんなんじゃ上には上がれないんだよ!!」
おぉっと!?つくももノリノリだぞ~?
「そうか、そうかよ!だったらこっちも言うけどな!お前は上に上にって意識しすぎて全然俺らを気にかけてくれない!」
「あっちこっちで手当たり次第にライブして!今のお前は全然音楽を楽しんでないじゃないか!!」
「音楽を楽しむ...?そういえば、マイクに触れながら最後に笑ったのはいつだっけ...そうか、俺はいつの間にか人気になることばかり考えて―」
そろそろ終盤かなぁ。
「思い出したか?音楽って楽しいんだぜ」
「解散なんて言うなよ、まだまだ楽しみ足りないよ、楽しもうぜ」
「お前ら...悪かった、これからも一緒に演奏してくれるか?」
「「当たり前だろ!!」」
手を重ねあう3人。
「満足した?」
「「うん」」
「じゃあ、早く帰ってもらえます?」
「はーい」
「じゃあなー」
*
「お前もノリノリだったよな」
「つい...」
「演劇部入ってもやっていけるよ」
「俳優になれる自信あるわ」
話の内容は案の定同好会のことだった。
ガツンとアロエが美味しかった。




