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5月18日

ここ3週間くらい体育の授業が潰れていたが体力テストがあった。

5月18日 (つくも)


体育の授業にて—

「今日は体力テストの続きをやるぞ~、今回は50m走とハンドボール投げだ」

先生の合図で生徒たちは準備に取り掛かる。

「だり~、運動は駄目だとあれほど...」

俺はらむに文句を垂れる。

「少なくとも先生には言ってないだろ、言ったところでどうにもならないけどな」

「いいよなぁ、お前は運動神経あるし、今回もいい記録が出るんだろ?」

らむは休日にクロスバイクで長距離のサイクリングに行くことを趣味にするほどアウトドアな奴だ、体力も並ではない。

「俺も短距離は全然遅いぞ?」

出た出た、いるよなこういう奴!!

「そんなこと言って記録の差を見せつけて終わった後に、『今回は調子よかったみたい』とか言うんだろ!」

絶対そうだ、そうに違いない。

「いやマジだって、一緒に走ってみるか?」

「俺が合ってたらジュース一本奢れよ?」

らむは引かずに、

「いいぜ、マジで自信ないから!」

逆にここまで自分の遅さに自信を持てているのは一周回ってすごいと思う。


練習が終わり、本番、俺らの番になり二人ともクラウチングスタートの構えを取る。

「位置について、よ~い、ドン!」

合図と同時に走り出す俺ら、

(やばっ、若干スタートが遅れた!)

しかしらむは真隣にぴったりくっついている。

(あれ?これ勝てんじゃね?)

両脚に一切の妥協を許さず、自分の限界まで足を動かす。


「はいっ!九十九7,4秒!鹿沼7,6秒!」

先生がゴールタイムを告げる。

「はぁ、はぁ...お前マジでそこまで速くないじゃん!」

「お前も言うほど遅くねえじゃねえか!」

「去年もっと速かっただろ!」

「去年より記録は上がってるわ!」

自分の記録表を見ると去年より2秒弱記録が上がっていた。

(何があった俺...)

「らむ、ジュース奢ってやるよ」

「マジ!?サンキュー!でもなんで?」

「いや、敗者への情けってやつ?」

「0,2秒の差で勝者気取りかよ!」


この後のハンドボール投げで惨敗しました。

明日は筋肉痛の予定です。

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