5月17日
今回はいつもより少し多めです。
5月17日 (つくも)
同好会にて—
「はい、今日も同好会やるぞーって言っても特にやることないんだよねー、てことで自由にしてていいぞー」
前回部費の話が終わり、いわゆる『やることがない』のだ。
「つくもー、デュエルしようぜー!」
トモは鞄から遊△王のデッキケースを取り出し、俺に見せる。
「おう!やろやろー!」
2人で机を並べ、カードを並べられるだけの空間を作る。
「ジャンケンポン!」
「よし!俺先攻な!」
他の人達も各々喋ったり、某動画配信サイトで動画を見せ合ったりしている。
「お、俺手札強いぞ、俺はモンスターを召喚!効果発d...」
「すいませーん」
言いかけたところで扉の方で1年生と思われる女の子が二人が来ていることに気づく。
※リアルの筆者は3年生です。
(やっば...もしかしてこれって同好会見学とかじゃないよね?完璧俺ら遊んでたけど...)
「あ、はい、どうしましたー?」
恐る恐る聞いてみる。
「あの...ここって旅同好会で間違いないですよね?」
「違ったかな?」
あまりの光景に信じられない様子の二人。
「いやいや!合ってますよ!ようこそ我らの旅同好会へ!見学ですよね?」
「「はい!」」
どうぞ自由に椅子に座って、と二人を座らせる。
「お前ら!そろそろ活動するぞ!お前らも席に着きな!」
「「「「おう!」」」」
*
「えっと、今日の活動は前回に引き続き部費の話しな」
本来前回この話は終わったが、前回はトモがいなかったのと人生ゲームが却下されたこともありもう一度話すことにした。
「えぇ、前回その話は終わったんじゃないのー?」
「人生ゲームって言ってたじゃん」
らむとゆうが言う。
「あのね、いや分かってたことなんだけど、却下されました」
そう言った途端、ゆうとらむは立ち上がり、
「よし!抗議しに行こう!」
「そうしよう!」
部室を出ようとする。
「おい待てお前ら!!」
*
「—てことでな?俺も色々説明したんだよ?けど却下されたの、お前らに説得できるか?」
2人に一から説明兼説教をする。
「回りくどい言い方するからダメなんだよ」
「男だったら当たって砕けろ!」
「砕けたらダメだろ!!言うけどな、職員室でだ、ほかの先生方もいる中でだよ?そんな空間で『遊びたいので人生ゲームを部費で買ってください!』なんて言えるわけないだろ!?」
ごく普通、全国の小学生にアンケートをとっても9割がたは同じことい言うよ。
「じゃあなんで人生ゲームなんかにしたんだよ」
らむが言う、その瞬間俺の頭に「プチっ」と何かが切れる音がした。
「お前ら前回『人生ゲーム以外に何かある?』って聞いたら『人生ゲーム』って答えたよな!?終いにはなんだ!?『人生ゲームに使う駒にト〇カ買おう』って!『プ〇レールとかもいいな』って
言ったよな!?まともなの無いよ!プラレ〇ルなんて使ったら人生ゲームも10マスくらい一気に進むよ!しかも人生ゲームが駄目だった場合の話をしてたのにだよ!?」
「そんな話してたっけ?」
「さぁ?」
とぼける二人、他の人達、見学に来てた後輩含めみんな腹を抱えて笑っていた。
そんな説教を淡々と二人にぶつけ、今日の活動が終わりを迎えた。
「ごめんね、後輩ちゃんたち、こんなコント見に来たわけじゃないでしょうに...」
と謝罪をすると「楽しかったですよ!」と意外にも好評だった。
いつの間にかお笑い同好会になっていた。




