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5月15日

公園で遊んだ、まるで小学生に戻ったかのように。

5月15日 (またまたつくも)


学校帰りにて—

「今日みんな帰っても暇なんだろ?」

らむが言う。

「俺は今日バイト無いよ」

ゆうは答える。

「俺も帰っても特にすることない」

続けざまにトモも言う。

「つくももどうせ暇なんだろ?」

「あのなぁ、お前らがいくら暇であっても俺が暇であるなんて保証は無いの、分かったか?」

俺は言う。

「でも本当は?」

「暇だよ」

つまり全員暇なわけである。


「じゃあさじゃあさ、そこの公園で遊んでいこうぜ」

通りがかった公園を見ながららむが提案する。

「俺はいいよー!だるまさんが転んだやろー!」

ノリノリなゆう。

「いいね、たまにはアウトドアな遊びも」

こちらもやはりノリノリなわけで。

「お前ら小学生じゃないんだからさぁ...」

「でも本当は?」

「もち賛成で」


「あれやろうよあれ!」


「あれってなんだよ、あれって」


「ほらあれだよ!『鬼がだるまさんが転んだ』って言って振り向くまでの間にどんどんと鬼に近づいてくやつ!」


「それはもう『だるまさんが転んだ』だろ」


「そうそうそれそれ!」


「だーるまさんがーこーろんだ!」

ビタッ!と止まる俺以外の3人。

らむはダビデ像のポーズ。

ゆうはジ〇ジョ立ち。

トモは出遅れたようで何やら中途半端なポーズで止まっていた。

「はいトモアウトー、鬼交代なー」

「え、待って何そのルール初耳!」

戸惑うトモ。

「何って、だるまさんが転んだって言ったら止まる時にポーズ決めないとダメな奴だよね?」

確認するように言うゆう。

「そうそう、美しければ美しい程ポイント高くなるんだよな」

さも当たり前のように言う二人。

「まったく、小さい頃からゲーム機ばっかり弄ってるから外の遊びを知らないんだな?」

いや、三人だった。

「そ、そんなルールだったのか、知らなかった...」

これが嘘だと気づくのは当分後のことだった。


「いやぁ、楽しかったなー!」

「まさかあそこでゆうのイナバウアーが見れるとは思ってもなかったぜ」

「らむのアブドミナル アンド サイもなかなかのものだったよ!」

「え、俺そんなシーン見なかったけどいつの間に!?」

もちろんデタラメだったがこの事実はこれから先にもトモの耳には入らないだろう—

疲れた体に鞭を打ってしまった。

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