第30話二人の目論見
最近は週1投稿に変化しつつありました。
しかし気づいたら既になってました。
【花城凪沙】
「弥生さん、凪沙、お風呂行ってくるね」
「はい。行っておいらっしゃい」
「先輩、一緒に入りますか?」
こういうこと言えちゃう弥生さんに尊敬しちゃいます。
「じゃあそうしようかな」
「ふぇっ!?」
ず、ずるいです。
「冗談だよ」
「で、ですよね」
こんなこと言う優真くんはずるいです。
「では、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
....................................................................................................................................
「あの、花城先輩」
「はい?どうしましたか?」
「先輩のこと覗きにいきませんか?」
「ふぇ!?」
そ、そんなこと...
「ば、バレたら優真くんに嫌われちゃいます!」
「大丈夫ですよ。きっとバレませんから」
「うぅ...」
「だったら私だけで先輩の裸を見に行きましょうかね?」
「あぅぅ...」
優真くんの裸...少しは、興味はありますけど。
「で、覗きするんですか?しないんですか?」
「あ、う、むぅ...します」
言っちゃいました。
「はい。なら早速行きましょう」
バレたら...どうしましょう。
そんなことを思っているうちにもう脱衣所の前にいた。
「花城先輩、ここからは喋らないようにしましょう」
人差し指を口に寄せてしーっとする。
コクコクと頷く。
「では、開けますよ」
そこには彼の下着や着替えがあった。
普段から洗濯しているから見慣れているはずなのに...妙に目を惹かれて...
ガタ。とドアが開いた。
私達は急いで逃げ出しました。
「ふ、ふぅ...危なかったですね」
あはは、と苦笑いしながら言ってきた。
「でも、少し楽しかったです」
「これからも仲良くしましょうね。凪沙先輩」
「はい。造花さん」
....................................................................................................................................
「優真くん、造花さんとお風呂一緒に入ってきますね」
「はいよ」
「先輩、覗かないでくださいね」
「わかってるよ」
そう当たり前な感じで言われると少し嫌です。
「そうですか...」
造花さんも悲しそうです。
「じゃあいってらっしゃい」
「はい、いってきます。凪沙先輩行きましょう」
「はい。優真くん覗いちゃだめですからね」
「わかってるって」
別にいいのになんでしないんでしょうか。
...........................................................................................................................
「ばれなくてよかったですね」
「はい。もしもばれてたら嫌われてたかも知れませんから」
「でも凪沙先輩っていつも覗けますよね。私はいつもは出来ませんから」
「そ、しませんよ!」
確証は無いですけど多分もうしません。
「というかこれって先輩の残り湯...」
私たちの顔が赤くなっていきます。
「飲んでもいいですかね?」
「だめです!...その、体に悪いのでですよ!?私は飲みたいと思って、ませんし...」
決して、飲みたいだなんて思ってません。決して。
「少しならいいんじゃないですか?」
「うぅ...」
少しだけ飲んでしまいました。
変な感じになってきました。
「早く上がりましょう」
「はい。あ、凪沙先輩の服を借りてもいいですか?」
「いいですよ」
造花さんが服を着ると...
「これ、大きすぎませんか?」
「そんなことないですよ」
「でも明らかに胸元の大きさが...」
私だってしたくて大きくしてる訳ではないのに。
「やっぱり先輩のシャツを借りましょう」
「えっ!?ずるいです!」
「直接言えばどうですか?」
「そんなの...」
恥ずかしすぎます。
...........................................................................................................................
「ただいま帰りました」
「おかえり」
「先輩、なんでそんなにぐったりしているんですか?」
「色々あってね」
「そうですか。気をつけてくださいね」
「おう」
「弥生さんなんで俺の服着てるんだ?」
気づいてしまいましたか。
「凪沙先輩の服を借りるつもりだったんですが...胸元が大きすぎてぶかぶかで着れませんでした」
「ちょっと!?それは言わなくていいじゃないですか!」
まったく。酷いです。
「あぁ...」
「なんで納得してるんですか!?」
優真くんまで、酷いです。
「ですので先輩のシャツをお借りしています」
「なるほどね。しょうがないならいいよ」
「ありがとうございます!」
私だって着たいのに...
「さて、そろそろ寝ようかな?」
「もし良ければ三人で寝ませんか?」
さすが造花さん!頭がいいです!
「は?」
「いいですね!せっかく造花さんもいることですし」
ふふ、楽しみです。
造花に凪沙が完全に翻弄されてしまっている。




