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モブ顔の俺が男女比1対12のパラレルワールドに転生。またも同じ女の子を好きになりました   作者: #とみっしぇる


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200/308

200 ルナと熱い夜

12月19日。


ライブハウスの用事が終わって、勇太はルナを連れて家に帰った。


今日は2人きりだ。


葉子は風花に付き添っている。

風花は、どんなに強がっていても、仕事のことを考えると泣いてしまう。


間門家と懇意にしている病院だから融通がきいたし、病室に葉子のベッドを用意してもらった。


梓はカオルの家に、急なお泊まり。カオルの手料理をふるまわれて倒れたらしい・・


勇太とルナの言葉は少ない。


ルナが「勇太とシたい」と言った。勇太にも火が付いた。


玄関を上がって、お風呂の準備をしている。そのときも手を繋いだまま。


ルナはリビングに連れていかれた。暖房をきかせ、部屋は明るい。


勇太はルナのコート、セーター、次にスカート、タイツを脱がせた。


ブラウスとブラ、そして靴下だけ。パンツはすでに下ろされ、ブラウスの下に黒い三角地帯が見え隠れする。


「勇太、汗もかいたし恥ずかしい・・」

「ルナ、そのまんま。今日は俺から・・」


ブラウスのボタンも勇太が外し、残った下着も1枚ずつ脱がせた。


勇太も脱いでいくけど、視線はルナから外さない。


ルナは勇太の視線を感じて身体中がジンジンしている。


立たせたままのルナに勇太が口づけした。


「・・ん」

「ルナ、そのまま立ってて」


耳、頬、鎖骨、指、胸、少しずつ下に向かって口を当てていった。


おへそに口を当てられたとき、ルナがぶるっと震えた。次を予想して、期待と恥ずかしさで。


「ルナ、少しだけ脚を開いて・・」

「・・・」


「もうちょっと」


見られている。


そして思った通りの場所にキスされた。


同時に下半身に電流が流れた。


「あ、あっ・・」


耐え切れず、かくっと膝が落ちた。それを勇太が受け止めた。


もうお風呂にはお湯がたまっている。勇太はルナをお姫様だったこして浴場に向かった。


そして2人で湯船に浸かった。浴槽は広い。


勇太が後ろからルナを抱きかかえた。


柔道をやっているから筋肉質。小柄だけど出るとこはでていて、きちんと柔らかい。


肉食乙女ルナが体を反転させ、勇太の正面に向き直して抱きついてきた。


「はう・・」


下半身の勇太君をわしづかみにした。


ルナ、点火。強火ナリ。


お風呂、リビング、2人でくっついたまま過ごした。服は着ていない。


◇以下、ルナ◇


今日こそ、勇太が満足いくまでと言った。朝の2時からクッキーを焼いていたはずなのに、相変わらず体力お化け。


私は、うつぶせに倒れた。遅れて背中に果てた勇太がのしかかってきた。


私はライブ出演の疲れもあって先にへばった。


今日も勇太が満足させてくれて嬉しい。けど本来はセ●クスって女がリードするもの。


少し悔しい。


勇太がうつ伏せで息を切らす私の横に動いて、放心した私の顔を覗き込んだ。


目が合った。


「勇太・・」


「なに、好きだよルナ」

「あ、先に言われた。私も・・好き」


今日も思わず笑ってしまった。勇太も笑顔になってくれる。


私は勇太が、本当に好きでいてくれると思った。


すでに梓で嫁ひとり、私も入れた実質的な婚約者は6人。


長谷川三姉妹もはっきり名乗りを上げているし、勇太はまとめて受け入れると思う。


もう嫁10人は確定していると思う。


私とカオル、吉田真子を除く7人はみんな美女ばかり。


ネット上では私とシたんだから、勇太は全員と肉体関係があると思われている。男子が少ない世界。それが普通だ。


私自身も、そうなるとばかり思っていた。


だけど勇太は、いまだに私としかセッ●スしていない。


梓は勇太の下半身の勇太君を、ぱくっとかしたそうだけど、そこまでで我慢している。


カオルと一緒に3月3日に処女喪失すると決めている。


歴史で学んだ、1590年代までの男女比1対1の時代の人間みたいだ、勇太は。


だけど、やっぱり嬉しい。


勇太、私、梓&カオル、純子&麗子、間門嘉菜&吉田真子で初詣に行く。


・・うん? その組み合わせで気付いた。


あれれ・・


私以外の女子6人は、みんな誰かしらとカップルだ。


「あれ、私だけひとりだ」


「どうしたルナ」


「ああっと、大したことじゃないけど、私以外の勇太の嫁は、みんなペアだなって・・」


「梓はカオルがいて・・。ホントだ。そういや、みんなでお茶するときも、そんな風に分かれること多いよな」


「あはは、やっぱ私モテないから、こうなるね」


「大丈夫、俺がいるじゃん」


「え・・」


「ファミリーみんながペアなら、ルナがいてくれないと俺はハブられるな」


「・・そんなこと」


「そうならないように、ルナが俺のそばにいてくれよ、な」


勇太が布団の中で、しっかり抱き締めてくれた。


「・・うん」



勇太はいつも優しい。私が欲しくて、幸せになれる言葉をくれる。



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