70.Re.プロローグ
更新再開。これより二章です。
ーーー東の公国
「これは一体どういうことだ!!」
ある男が書類を前にして喚いた。そばに控える執事はただそれを聞いており、書類を持ってきた使者は口を開かない。
「なぜ我々は【永遠之棺】に入れない!?このままでは我が国の財政は急速に下落してしまうぞ!!そこからどう立て直せば良いというのだ!!?」
「主様。あるではないですか。逆転の一手が・・無いのならば、奪えば良いのです。」
「・・・そうか。大公閣下に進言してこなくては。」
執事の目配せと使者の眼が混じり合う。片やこれで良かったのだ・・と。片やこれから起こることに悦びを感じて・・・両者の口が、弧を描いた。
怒号と魔法が飛び交い、銃弾と弓矢が飛来して。刃と刃が交差し、槍の穂先が激突して火花を散らす。この世で最も血が流れ、人が死ぬこの場所は戦場。・・正確に言うのであれば王国のとある町近くにあるだだっ広い草原と森。
ボーダル草原と呼ばれるその場所では、数多の兵士が敵を討たんと武器を振るって叩きつける。・・・そんな中、紫と漆黒が兵と兵の間を一直線に通り抜ける。直後、轟音とともに2人の通り道が出来上がった。突撃と撹乱、そして撃滅を主とした2人が、刹那の後に感じたのは恐怖。故に全方位へ警戒を顕にした時、
奴は現れた。
⬛︎⬛︎伝来ーーー【繝倥き繝医Φ繧ア繧、繝ォ】
魔獣森と呼ばれるその森で紅の軌跡が次々に敵の首をかっていく。時に地面を、ときに木の枝を、足場として利用する。約2回のステップと共に前へと加速し、右手に握ったナイフで叢に潜んでいた男数名を切り捨てる。直後、その場を離脱したのは全くの偶然であった。飛び退って、次の獲物を探すその一瞬。間隙を着いてその瞬間を狙ったかのように『鱗の生えた尾』が先程までいた場所にたたきつけられる。と同時に木の上へ飛び上がった瞬間、
奴は現れた。
⬛︎⬛︎伝来ーーー【繝ィ繝ォ繝?繝ウ繧ャ繝ウ繝】




