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これホントに暗殺者の仕事なの?  作者: 羽根ペン
1章 迷宮編
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34.暗殺者っぽい

「ん・・うぁ・・」


意識が浮上すると同時にここがどこなのか情報を取り込もうと重い瞼を開ける。


「どこ・・だ?ここ。」


え?待って?ホントにここどこ?俺は確かミーヤさんに気絶させられて・・・


「・・・監禁された感じ?」


体を起こそうとして手が後ろで手錠をかけられて動けない状態にされてるのを感じる。


「手は使えない。足はどうだ?」


足に拘束具は着いておらず、ある程度自由に歩き回れるようになっている。


「喋れてるから猿轡とかも噛まされてない、体は上半身だけ縛られてる感じか。」


上半身を太い縄が縛り、試しに数回揺すってみるがビクともしない。


「完全に監禁された状態だねー。」


「ルースパイセン!だいじょぶっすか?」


「まだちょっと気持ち悪いけど大丈夫だよ。」


「良かった・・・。」


ルースパイセンも俺と同じように拘束され、床に伏せて眠っていたらしい。


「で、キト君。質問なんだけど、僕達って何で倒されたの?」


「・・・そっからすか。」


ルースパイセンに魔力の波に関することを伝え、あのメイドがどうやってそれをしたのか考察する。


「にしても、魔力の波・・ねぇ。」


「なんか心当たりでもあるんすか?」


「うん。もしかしたらだけど、ミーヤちゃんの言ってた魔力の波っていうのは魔力の根源。つまり魂に封じ込められている魔力のことなんじゃないかな?ってね。」


「それに干渉されたから、俺とルースパイセンに目覚めるまでの時間のラグがあった・・と。」


「封じられている魔力の量。つまり魔力量が多ければ多いほど乱された時の影響も大きいってとこじゃないかなー?」


魂に直接干渉して魔力を乱す・・。


「どんな魔法があればそんなことができるんすかね?」


「ま、十中八九」


「「『魔法では無い』だろう」ねー。」


「お、ギルパイセン起きた感じっすか?」


「ああ。にしてもなんだ?あの雷野郎。早すぎて何も出来ねえまま潰されたぞ。」


「瞬間移動に着いてくる雷魔法なんか見た事ないですよ。」


「雷野郎?」


だれだそいつ?容疑者の1人か?


「ああ、お前らは直接会ったわけじゃなかったか?アシュベートの野郎が雷魔法の使い手だ。」


「早すぎて魔法の展開が追いつかず、あっという間にやられましからね・・・。」


「その後のことはよく覚えてないんだが・・お前らがいるってことはここはオスカーの屋敷のどっかってことか?」


「俺たちはそう踏んでるっす。」


「で、2人に聞きたいんだけどさー。ドレットがどこに行ったか知らない?僕達はこれから合流って時にやられちゃったからさ。」


確かに、ここで目を覚ましてから1回もドレットパイセンのことは見ていない。あとしれっと会話に混ざってるけど誰も違和感感じねえあたりベルパイセン強え。


「ドレッドなら雷がどうとかブツブツ言って黒焦げだったから・・・」


ギルパイセンが親指を後ろに向けて


「あっちに俺のペットと一緒に置いて行ってある。」


「ペット・・・すか。」


「ああ。ラミィちゃんが見てくれてるからな。どんな怪我だろうと治ってるだろうよ。」


「これ以上唐突な惚気が挟まれる前に、さっさと話進めよー。」


「まず、ミーヤさんの能力。魂に干渉する感じのやつは魔法では無い。ここまではOKすね。」


「そして、なんでかは分からないけど現在この屋敷内にいる雷魔法のアシュベート。ホントなにしに来たんだろーねー?」


「んでもって全くの未知な存在オスカー。魔法も何も割れてない。」


これは言った方がいい・・・か?


「一応なんすけど・・・」


研究室にあったエリクシール、マスターポーション、ポイゾナルトニックの三本と、他にも周りにあった銃やら剣やら鎧やらのことを報告しておく。


「エリクシール、マスターポーション、ポイゾナルトニック・・・?エリクサーの亜種か?名前的に。」


「なんでも、数百倍に薄めてあるらしいっす。」


「薄めててもそれなら相当やばいな。」


それ以降も互いの持つ情報を共有していき、体感で3時間ほど経った頃だろうか・・。


「ん・・・ここ・・・は?」


ドレットパイセンがヨダレまみれになって現れた。


「俺・・確か雷に貫かれて・・・あの野郎・・!」


「ど、ドレットパイセン?」


なんか目ェガンギマリしてて怖いんですが・・・。


「おお、キト。ルースもギルベルトもベルも。全員無事だな。」


「つか1番重症だったのがてめえだよ。ラミィちゃんが心配してたじゃねえか。」


「おお!マジか。可愛いなお前。ツンデレってや・・つ!?」


あ、噛まれた。


「このクソ犬がああああ!!!」


「ラミィちゃんのどこがクソ犬だよボケカスぅ!!」


「全部だよ!」


「てんめ・・このっ・・・!!」


あーあ、また対立してるよ。


「ま、この2人のおかげで張り詰めてた緊張が多少は緩んだでしょ。」


「・・・マジだ。あのルースパイセンが嘘つかねえなんて・・・。」


「僕だって嘘つかない時ぐらいあるよー。失礼だなー。」










そうやって軽口を叩きつつ喧嘩を見守り、監禁されてから2時間が経過した。


「そろそろ2時間か。日の入りまでは?」


「あと30分ぐらいだ。」


「よし。日の入りと共に行動を開始する。全員配置につけ。」


・・・なんか暗殺者っぽくてかっけえんだが?

魔力量

・・・魂に着いている魔法を使える量。なんて面倒臭いことを言ってるが、イコールMPと思ってもらえればいい。これが多ければ多いほど使える魔法の数や威力が上がる。しかし、その分上げ続けるのにはデメリットも着くため、おすすめはしない。

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