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これホントに暗殺者の仕事なの?  作者: 羽根ペン
1章 迷宮編
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16.俺なんかやっちゃった感じ?

「おいおい、大丈夫か?」


「だれ?この子?こんな子いたっけ?」


「ほら、あれよぉ。昨日の夜1時ぐらいにここに着いてぇ、名前だけ伝えた子じゃぁなかったかしらぁ?」


「ああ、そうだそうだ。思い出したよ。確か名前は『キト』だったっけ?」


「確かそんな名前だったわねぇ。」


ん?誰かが俺の事を話してる?のか?つーかここどこだ


「しらない天井・・・だ。」


ああ、そうだ脳天に瓦礫が直撃して昏倒したんだった。つーか結局あれ落とした奴誰だ?まだ頭ズキズキするんだが?


「おお、目が覚めたみたいだね。」


金髪碧眼でショートカットの・・・男?女?どっちだ?・・・中性的な見た目の奴が話しかけてきた。


「おっ!目ェ覚めたか。すまねえなぁ。さっきの瓦礫は俺とこいつがケンカしてる時に落ちちまったみたいでよ。」


赤髪でウルフっぽい髪型のさっきのやつと同じぐらいの年に見えるヤツが瓦礫を落としたのは俺たちだと宣言。ちょっとぶち切れそうになったのはご愛嬌だ。


「あららぁ、とんでもない顔してるじゃなぁい。ほら、元気出して。そういえば、あなたの名前ってぇ『キト』ちゃんとで合ってるかしらァ?」


ブロンドの髪で、ロングストレートの髪型。めちゃめちゃ美人で露出の多い服をその身にまとった妖艶な雰囲気の女の人が俺の顔を指摘した。そんな変な顔してました?


「あ、ああそうです。俺の名前は『キト』で合ってます。というか、自分まだおさんかたのこと何も知らないので、御三方のお名前だけでも聞いていいですか?」


なんか妙にへりくだった口調になっちまったな。なんでやろ?お姉さんの雰囲気に当てられたかな?いや、だってこの人やばいぞ?俺の記憶の中にある俺の母親も大概でかかったし、1回だけ一緒に風呂に入ったことのあるラミアさんも歳の割にでかい方だったけど、この人はもう・・・ね。格が違うというかなんというか・・・。


はっ!?胸のレビューしてる場合じゃなかった。ちゃんとこの人の名前を聞かねば。


「僕は『ルース』だよ。よろしくね?」


金髪碧眼のパイセンがルースパイセンねOKOK


「俺は『ドレット』だ。よろしくな。」


赤髪ウルフのパイセンがドレットパイセンだな宜しく宜しく。


「私はぁ『カーネリア』っていうのぉ。よろしくねぇ?」


この神様はカーネリア様という御名前らしい。これからは敬意を込めてカーネリア伸様と、そう呼ばせてもらおう。彼女は俺の神様・・・いや、至高の女神様だ。


「うふふ。魅了魔法が効いてるようで良かったわぁ。」


「初見の相手に魅了魔法かけるお前も大概だろ。」


「失礼ねぇ。解除するわよぉ。」


ああ、いら立ちによってできる膨れっ面もまた最高の御尊顔。今にもあなたに抱きつ・・・はっ!??俺は今まで何を!?


「ふふっ。随分と馴染んできたようだね?『キト君』」


ん?ああ、ブラドさんか。それよりもカーネリアパイセンだ。さっきまでの俺は明らかにどこかおかしかった。その時の説明を要求せねば・・・。


「君は少しは僕の話を聞こうか!??」


「あーはいはい。で?何すか?」


ぶっちゃけ俺からしたらこの人ただ単に俺の中にいるキトにビビってる人だからな。そんなに特別な存在でも、目上に思う人でもないんだよね・・・。


「おいガキ。」


「ふぇっ?」


なんかドレットパイセンがキレた顔でこっちのこと睨みつけてきてんだけど。え?俺なんかやっちゃった感じ?


「ブラドさんになんて口聞いてんだよゴラァ!」


「たしかに今のはちょっと僕でも看過できないかなあ。」


「あらあら、2人ともダメじゃない。」


「こら、2人とも。キト君はまだここのことを知らないんだから先輩として教えて上げ・・・。」


「だからここのルールを教えてやるンすよ!肉体言語っつー言葉でなア!!」


「こればっかりは不本意だけどドレットに賛成かな。僕も君みたいな目上の人に無礼を働くニンゲンは流石に許し難いね!!」


「おふたりがなんで怒ってるかはだいたい察しましたけど、それってけっきょ・・・。」


「ごちゃごちゃ言う前にブラドさんに謝罪しろやオラァ!」


武器魔法ーーー武装放魂ウェポン・バースト


紫電魔法ーーー紫電装身ウェア・エレクトロニクス


ルースパイセンがどこからともなく現れた魔法陣から取り出したナイフを破壊・・してその身に赤色のオーラを纏ったかと思えば、ドレットパイセンの身に紫電で形作られ、有り得ないほど帯電してる脚甲が装備された。


「とりあえず自分も反撃はしますよ。フルボッコにされるのは嫌なんでね!」


血液魔法ーーー集中分泌アドレナリン・ラッシュ


視界が急速に赤く染まり、視野が一気に横に広がる。その状態のままドレットパイセンに向かって一気に駆け出し、肉薄。俺の拳とドレットパイセンの蹴りが激突して、一瞬の間を置き帯電しつつ俺の方が吹っ飛ばされた。

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