表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これホントに暗殺者の仕事なの?  作者: 羽根ペン
終章 学園編
103/242

102.突発的日常会Part.2

更新です。

本編というより幕間に近いのかもしれない。

あの戦いから2週間ほどが経過して、俺もだいぶ落ち着きを取り戻した。まあ、最初の1週間はまともに動けなかったからな。ヒュドラの毒とか培養液のメドゥーサかなんかの毒のせいもあったし、精神的に人を殺したことで結構クるものがあったからだろうなあ・・まあ、今は割り切ったしギルドのみんなのおかげで復帰出来たからいいだろう。


「はぁ〜・・・極楽極楽。」


今日の任務も無事に終わり、一息つこうと王都内の例の銭湯の湯船に肩まで浸かる。


「ここ来るのも結構久々なんじゃないー?」


「確かにそうっすね。2ヶ月ぶりぐらいっすから。」


「じゃあ今日は久々にあのお店行っちゃおうか!」


「それはナイスっすねえ!」


勢いよく湯船から立ち上がった俺たちは髪の毛と体をサッと洗い、コーヒー牛乳を飲みながら脱衣所を出た。既に待っていたドレットパイセンにはフルーツ牛乳を渡して微妙な顔をさせつつ、日が傾いて夜になった王都に3人で繰り出した。


「そういやあんま王都の夜景とか見た事ないんすけど結構キレイなんすね。」


「王様の政策でね。西の海洋国家から技術を取り入れて5年くらい前に魔力式発光街頭を王都に建てたんだってさー。」


「更にはスラムの一斉掃討もとい、スラムに住んでる民に職業と食いもんを提供して王都の貧困街を無くしたっていうのもあるな。」


「スラムは今は確か歓楽街になってるんだっけ?」


「へーそうなんすねー。」


意外とあの王様もちゃんと国を治めてるんだな。


「そうそう、俺とギルも何度k・・・」


あ、ドレットパイセンが墓穴ほった。


「へー?カーネリアさんやアリスちゃんという美人達が有りながら態々君達は歓楽街なんてところに行って見目麗しい女性を探してるわけだー?なんて不届き者なんだい全く。そんなんだから僕は・・」


「いやだって、それは・・!!お前が・・。」


ん?なんか二人共ボソボソと喋っているようで。いやー若いってのはいいもんだねえ!うん!でも今ちょっとそういう重苦しい雰囲気はやめて欲しいかなぁって!俺としては思うわけでぇ!


「パイセンが・・」


話しかけようかなと思ったタイミングで食い気味に俺の言葉を遮る男の声が響く。


「お?おーいドレットー!お前らも食いに来たのか?」


「ん?ああ、ギル達じゃねえか!そうそう、前食った時も美味かったからな。銭湯上がりでまた来たわけだ。」


先程までの気まずい雰囲気から一転。明るく騒ぎ出したドレットパイセンを尻目に、ベルパイセン達と一緒に前来た店の中へ。


「お、マスター!久しぶりっす!!」


自分から!率先して!声をかける!これが直ぐに親密度をあげるための近道だっ!


「おお!お久しぶりですお客さま。ココ最近見ていないので危うくあらぬ想像をしてしまうところでしたよ。」


満面の笑みを浮かべて俺を出迎え、グラスを拭きながら受け答えするその様は正に達人。


「では、ご注文を承りましょう。」


「俺はマスターのおすすめ寿司3人前と日替わり酒1杯で!」


「オーク肉のステーキ4人前とワイン1瓶くれーマスター!」


「じゃあ僕は白身魚のフライと白ワインを貰っちゃおうかなー!」


「ルース先輩と同じものでお願いします。」


「俺はジンジャーエール1杯と・・そうだな、馬刺し2人前くださいっす!」


「承りました。少々お待ちを。」


数分後、それぞれのメニューを持って、マスターが配っていく。


「うめー!!」


「っぱ任務終わりはこの味よなあ!」


「本当に美味しんだよねー。」


「・・・っ!」


「うまあぁぁぁ!!!」


ああー美味しすぎて脳みそ溶けそう。馬刺しとかあんのかって思ったけど普通にあったし。なんならめっちゃ美味かったし。どうやって作ってんだ全く・・。


「上手すぎる!マスター!オカワリくれえ!!」


ドレットパイセンのその一声が皮切りとなって次々にテーブルに料理が運ばれ、そこからはまあ地獄絵図と化した。ベルパイセンと、ルースパイセンと一緒に、ギルパイセン達が食いもんを取り合って醜い戦いを繰り広げているのを見つつ、時間が許す限りマスターとだべった。


「・・・さて、そろそろ10時だし帰りますかね。」


ベルパイセンが立ち上がり、酔いつぶれた2人を放って銭湯の方に向かっていく。


「じゃ、ベルパイセンまた明日ー!マスターも!!」


俺とルースパイセンもドレットパイセンを俺が背負いつつギルドハウスに移動する。いやあ・・今日が給料日だったとはいえ、こんな使っていいもんなんかねえ?


「ま、細かいことは気にしなーい!」


2人でそう言って笑いながらハウスの中へ。あまりに楽しかったからか、自身の部屋の郵便受けに手紙が入っているのに気づかないまま、その日は就寝した。


「おやすみー・・。」


壁に立てかけた重國と折れて素材が足りず修理不可となった漆炎陽炎の刃の腹の部分を撫でてベッドに入り、雑念を振り払うように目を閉じた。

当然のごとく置き去りにされたギルベルトが全部の会計を持ちました。80000は超えていたそうです。


「食いすぎだろあいつらあ!!」


寝起きギルベルト魂の叫び

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ