100.エピローグ
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「悪ぃキト、いいか?」
「ええ。どうやら、それどころでもないみたいだし。私はいいわ。」
「OKサンキュー。埋め合わせは必ずするよ。またあとで。・・解除。」
キトの魔力が急激に萎んでいくと共に血の体が元の体に魔力の糸を通って吸収される。そして・・
「ふぅ・・。」
ひとつため息を付き、ハンズにも脳内で礼を言った後、戦意喪失で気絶しているラミアさんを抱えて草原の方へ駆ける。
「魔眼スキルかなんかのおかげが、知り合いの気配がわかる。・・皆もこっちででかいのと戦ってたみたいだ・・!!?」
魔眼スキルではなく、実際は度重なる戦闘で培われた直感がスキル化した言わば直感スキルなのだが、そんなこと俺が知るわけもない。ので、目の前の光景・・カーネリアさんを後ろから灰になりかけの巨人が襲うとしてることに焦りを覚え、ただスピードを上げて戦場の奥。本陣らしきところから少し外れた場所へ全力で駆けて・・
「シッ!」
刃技スキルーーー『一閃:斬華』
腰だめに構えた包丁を振り抜いて先程見えたカーネリアさんを襲おうとしてる巨人の首を跳ね飛ばした。
「あれ?皆いる・・。」
「え!?キ、キトォ!?」
「うっそだろ!?なんでこんなとこに!!?」
「成程・・そういう事か。」
「あ、キト君いるじゃーん!」
「え!?は!?はぁ!!?」
「「良かった・・よがっだよぉ・・」」
「フフッ・・助けてくれてありがとう。」
ベルパイセンとルイズパイセンが驚愕し、ベルパイセンが何かを悟っている。一体何を理解した?かと思えばみんなとは違うところから来たルースパイセンとドレットパイセンがまたもや驚き、アリスパイセンとリンカパイセン(どっちかわからん)が泣きじゃくる。最後にカーネリアさんから感謝を投げかけられつつ、それらを一旦全部受け止めてブラドさんの方へ。
「キト君・・・」
「ブラドさん、【ただいま】」
「ああ、ああっ!!【おかえり】!!キト君!!!」
なにか言おうとしてるところを強引に遮り、ただ一言告げる。行ってきますがわりに【ありがとう】を言ってきて、だったら帰ってきた時に言うことは必然【ただいま】だろう。ブラドさんが答えたのを皮切りに、次々と迫るギルドのメンバーに揉みくちゃにされながら自然とこぼれた笑みは、いつしか大笑いとなり、その笑い声はその日1日絶えることがなかった。
えー、この『これホントに暗殺者の仕事なの?』という物語を書いて早区切りとなる100話目に到達させてもらいました。私がこの作品をここまで続けられたのも、一重に読者の皆様方がいたからだとそう思います。拙作はこれからもまだ続いていきますので、何卒これからも読み続けてくれればなと思います。本当にここまで読んで頂きありがとうございました。そして、これからも拙作をよろしくお願いします!!ではまた、次話でお会いしましょう。




