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これホントに暗殺者の仕事なの?  作者: 羽根ペン
1章 迷宮編
1/242

0.プロローグ

ある雨の日・・・


コツコツコツと、誰もいない夜中の通りに足音が響く。


男は手になにか大きなものが入った籠を持っており、涙を流しながら町外れの教会へ向けて足早に通りを抜けていく。


「ごめん・・・ごめんなぁ・・・。」


男はそう呟き、教会の前にそっと籠を置いて、寒さを凌げるようにと上から赤いマフラーを被せる。


「あぁ、忘れていた・・・」


体を起こしたと同時に手紙を書いたことを思い出し、懐に入っていた手紙を抜いてカゴの中に入った『赤ん坊』の隣に置いた。


「済まない・・・ダメな両親で・・本当に・・・。」


男は目から涙を流し、堕ちた涙が手紙を濡らした。そうして子供の入ったカゴの蓋を下げ、雨で濡れないように祈りの言葉を呟いてから、迷いを振り切るように走ってその場を去っていった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「教会」が「教会」になっている箇所があります。 [一言] これから読ませて頂きます!
2023/11/22 16:51 普通の読者
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