逆襲の「しゃあ!」
ついに。
このどうでもいい話題に、終止符が打たれる時がきたのかもしれない。
雑草の足元を舐めさせられていた本来のポットの主人が、この冬ですっかり頭を下げてしまったエノコログサ(ちなみに、まだ種は7割ほどついている。まっ茶色になったが)の背丈を、追い越そうとしているのだ。
恐ろしい。
観葉植物の底力である。
いくら室内で日当たりがいいと言っても、時節は真冬。
あまり暖房をかけない部屋であるにもかかわらず、すくすくとその茎を伸ばして、ある日「えっ!?」とその生長に驚かされることとなった。
ぼんやりと水をやっている間に、音もなく育っていたわけである。
「これは、新しい鉢植えの時…!!」
そう思い立ったのだが、私はどちらかというと几帳面な方で、どうせ植え替えるならシンプルで良い植木鉢にしたい。
(どのみち百均で買うのだが)選ぶのに労力がいるため、なかなか店に足を運べないでいた。
…そうしているうちに…
なんと別のポットを購入してしまう!
『星乙女』(クラッスラ属)¥200円ー
明らかな浮気だった。
健気に生長している、まだ名前も調べていない自家の植物を、上書きするようなその所業。
しかし名前の通り、『星乙女』は可愛かった。
仕事用の靴を買いにホームセンターへ入ったはずが、店頭に並べられている観葉ポットのあまりの多さよ。
「これだけ小さければ、3つくらいまでならいけるんじゃね?」と、第2話で書いた女性を思い出しながら、魅力的な植物を+1してしまったのである。
…と、いうわけで。
これから余裕がある時に(エッセイで仕事楽勝! みたいなことを書いたけど、心はそうでも、その帰りは体はクタクタですからね)新しい植木鉢を購入したいと思います。
ついに百均の植物が、100円以上の鉢ーーその大きさゆえに、プラの量的に100円で収まらないーーに植えられる時が来ました。
エノコログサが「はらり…」と植え替えのときに崩れてしまわないように注意しながら、作業したいと思います。
その先の報告は…果たしてあるのだろうか。
ないかもしれない。
ただ、前に書いた土壌の゛苔゛が、相当良い状態になってきているので、新たに申告できれば幸いな所存である。
霧吹きで大切に植物の足元を育てながらーーまたお目見えできる日を楽しみにしています…!!
ちなみに、なぜ1つ目の植物の名前が分からないかと言えば、百均で買った時のタグに、商品名「観葉植物」(その下の欄の)説明文に「観葉植物」となっていたからです。
…さすが百均…そのダブルの表記の適当さも、許せる安さよ…!